見よ!!科学の力!!

子供おやじ教授&タカハシさんの

甲歯力研究所

第6研究室

キ、キター!!幻のハイブリッド戦士・ダイテイオウだ!!

 

 つ、ついに!!ウワサの男がやってきた!!

 2ちゃんねるで絶賛・甲虫相撲大会に非チタヌスで果敢に挑む男・タカハシさんがモー虫に降臨!!

 ヒラタ一色の甲虫相撲に、目を疑うバラエティ豊かな超豪華ラインナップで参戦、訓練されたパラワンやスマトラを撃破!!

 そんな勇者の中の勇者の手土産は・・・・・・なんと顎力計Mk−U!!

 ブルマイスターやフェモラリス、レギウス、ダイテイオウらの顎力が、今、明らかになる!!

 

 そして、同志を得て、喜びの子供おやじ教授のレスがうなる!!

 勇者と教授が出会うとき、甲歯力研究所に新たな風が吹く。

 

 甲歯力研究所第6研究室。ここに記念すべき顎力関連のふたりの書き込みを保存・記録しておこうではないか。

 

 

 (その1) 衝撃の初登場 

みなさん、初めまして。

昆虫(仮)@2ch掲示板「【最強を】甲虫相撲総合【目指せ】」にて

打倒チタヌスのバトルレポートしてます、タカハシと申します。

 

 

兜獣蔵博士、子供おやじさん、2chではお世話になってます。

こちらのモー虫HPもずっと前から拝見させて頂いておりました。

クワカブバトルは「男のロマン」ですね(^^;

今でも国産最強(除く南西諸島系)甲虫はオオクワだと信じております。

ただし縄張りとを守ってるとき限定ですが・・・。

 


クワガタの挟む力もずっと興味がありまして、昔は自分の指を使って
痛いか痛くないかで計っておりましたが(^^;
そんな長年のうっぷんを晴らしてくれた、この顎力計は
「すばらしい!」の一言です。

ドラッグチェッカーを近所で見つけまして、
早速パクらせて頂きました。m(_ _)m

 

で、この顎力計ですが、クワガタがなかなか本気?で挟んでくれない。
ちょっと挟んですぐ離してしまう。

挟ませるようにいろいろと刺激していたところ、
偶然ピンセットを挟まれてしまい、ところが、やたらと挟み続けるので、「ん!? これは!」と思い、やってみるとイイ感じ。

 

 

その方法ですが、顎力計の挟ませる部分を上からピンセットで挟み、そのピンセットごとクワガタに挟ませます。

ポジション決まったらピンセットを開いて、クワガタの大アゴを内側から刺激してください。

 

これでうちでは離すのに苦労するほど挟むようになりました。
かなり大きな値が計測できます。
ブルメイスターツヤはそれでも弱いけど・・・。

ピンセットが開こうとする動きがいい刺激になるのかな?

ちなみにピンセットは23cmステンレス製です。


これからもよろしくお願いします。

 

 

 

とりあえずこの顎力計でうちにいるクワガタ達の顎力を計測してみました。

もちろんピンセット使ってます。

大アゴのいろんな場所で計測して一番大きな値が出た所です。
トルクとかよくわかんないんで・・・(^^;

ただし大アゴ付け根付近は無しです。


シェンクリン    68mm 1.8kg
シェンクリン    81mm 2.2kg
アンタエウス(Ma)  75mm 3.0kg
アンタエウス(My)  76mm 2.5kg
ダイテイオウ    89mm 4.?kg(計測不能)
マンディブラリス 106mm 1.25kg
マンディブラリス 108mm 1.95kg
マンディブラリス 109mm 1.85kg
セアカ       85mm 1.1kg
フェモラリス    88mm 3.2kg
ブルメイスター   96mm 0.6kg
インターメディア  96mm 2.0kg
インターメディア  97mm 2.4kg
タランドゥス    73mm 1.7kg
レギウス      73mm 1.35kg
ニジイロ      56mm 0.25kg


ほとんどが内歯付近での計測です。

セアカは二股部分、タラ&レギは中央付近、ニジイロは先端部分での計測です。

ダイテイオウはダイオウヒラタxテイオウヒラタの交雑体です。

レギウスは後食前なのでまだ本気ではないかと。

 

 

 

(その2)子供おやじ教授のレス

お待ちしていました。
無理やりこちらに引き込んでしまってすみません。


顎力計はその構造上どうしても無視できないぐらいの摩擦抵抗による誤差がありますが、
そこそこ満足できる物だと思い、気に入っていただけたなら嬉しいです。


私、完成させた時はうれしくて、はじめて定規を手にした子供のように測りまくりました。

本気で挟まないクワガタに対しては私も指で顎を少し開かせる力を加えてきっかけにしたりしていましたが、指にしがみつかれてうまくいかないこと  

がほとんどでした。
ピンセットという手がありましたか!
今度試してみます。

多くのご報告ありがとうございます。

お持ちのクワガタもそうそうたるメンバーですね。

また大会の話などもお聞かせ下さい。
これからもよろしくお願いいたします。

 

 

そして
甲歯力研究所での計測法を説明してみます。

顎力はご存知のように顎の根元近くで挟むほど大きい値が出ますので、

その不公平を無くして比べるためにトルク計算をしています。

「トルク」は車のエンジンの力表示に使われ、エンジンの出力軸の力が1mの棒の先にぶらさげた何kgの錘と釣り合うかを表しています。

この言葉が適当かどうかはわかりませんが、顎力でもそれにちなんでトルクと呼びました。

ここでは顎の支点から1cm先で何kgの力かという意味です。


添付の写真にて
クワガタを裏から見た時の黄色い
の部分が顎の支点に近いと考え、
そこから顎先までの長さ(赤線)を顎長とします。

例えばこのギラファの顎長が3cmで、顎先端での顎力が0.5kgだとすると、
0.5kg
×3cm=1.5kg・cm。
これをトルクとしています。

3cm先で0.5kgを出すから、支点から1cmの位置では1.5kgを出すという計算です。)


そしてこのトルクを用いて、
このギラファの中央内歯が支点から2cmに位置するとしたら、
その内歯力はトルクを距離で割って、
1.5kg・cm
÷2cm=0.75kg
と推定できます。

奥歯が支点から0.5cmに位置するならそこでの力は、
1.5kg・cm
÷0.5cm=3kg
と推定できます。


このように顎の支点から何mmの地点で出した顎力かがわかると、
顎力計でも実測不可能と思われるギラファの奥歯力なんていうのも算出できて面白いです。


わかりにくい長文になってしまいましたが、
興味がお有りでしたら参考にして下さい。

 

 

(その3)さらに子供おやじ教授のレス
タカハシさんの報告値を見て。

マンディブはほぼ内歯ピンポイントでの値だとすぐわかりました。

セアカ85mmは以前こちらで測った値が内歯推定でも800g台と少なく、もっと出せるはずと思っていましたが、やはりそれぐらいは出るのですね。

当方、オオクワ系での経験が少なく、シェンクリングとアンテは興味深かったです。
アンテは内歯が中央寄りで大きな値を出しやすいとは言え、75mmぐらいのサイズでその値は凄いですね。さすが横幅のある種だけのことはあります。

オオヒラタは90mm級の内歯力予想値が4kg台だったので納得です。

フェモラリスやカステルなどの太く大きいツヤは頭も大きく、かなりの値を想像していましたが、顎の中ほどとは言えフェモラリスの3.2kgは立派ですね。機会がありましたら先端での値も知りたいです。

インターの内歯力は当方推定値でもそのぐらいでした。

当方はほとんどの種で、顎先実測値だけを基に内歯力の推定をしているので、内歯での実測値の情報はたいへん参考になりました。
ありがとうございました。

(やりすぎるとクワガタはトラウマになって弱くなる気がしますので、バトル用個体ではお気をつけ下さい。)

 

 

 

 

 

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