見よ!!科学の力!!

子供おやじ教授の

甲歯力研究所

第四研究室

 

 ついに顎力計に外国産ミヤマクワガタ・タカサゴミヤマが登場!!

 大型ミヤマの真の力とは!?そして、黒い宝石・タランドゥスの底力とは!?

 シーズンイン企画・「みーんな100ミリ」もUP!!

 今まで登場したクワガタたちが、みんな100ミリの体長だったらどれが強いのか!?

 

 みんなの夢が、また一つ、確かな形になる!!

 

 

 

 

 

 

顎力計
季節物のミヤマなので、旬のうちに報告します。
本当はノコの顎力も一緒に出せたらとは思いましたが、なかなか測れませんでした。
博士の更新情報のスレでネタバレしてしまったことですし、ミヤマの分だけですが早速まとめてみました。



タカサゴミヤマ72mm(顎長25mm 先端内歯位置18mm 第一内歯位置8mm)
顎先力実測値800g トルク2.0kgcm 先端内歯力推定値1111g 第一内歯力推定値2500g

タランドゥス61mm(再測定)(先端内歯位置14mm 奥内歯位置7mm)
先端内歯力実測値614g トルク0.86kgcm 奥内歯と頭楯間力推定値1229g


「ミヤマなんて弱いよ。」「いや本当は挟む力が強いぞ。」「本当か?そもそも指さえまともに挟まないだろ。」

国産ミヤマの強さに関しては人により全く違う評価がなされますが、私の予想はその頭部の構造から、本気を出したら顎力だけは強いというものでした。
ぜひともその力を証明せねばならない。

しかし肝心のミヤマは季節限定。しかも大きいのは高い。自分で採集するにしても、思うサイズが採れなければまた来年まで測定できない。

こんなプレッシャーもあり、外産ではありますが国産そっくりのタカサゴミヤマを入手しました。(安価に売ってくれた店長さんに感謝。)

その際、またいつものごとく、 
店長「オスしかいないけどいいですか?」
私「そのほうがいいのです。」
店長「ああ、このサイズならいい標本にもなりますからね。」
私「ええ、まあ・・・」
という噛み合わないやりとりがなされたわけですが・・・


 

相手は短命のミヤマですから入手と同時に行動開始。愛用のクワガタフィギュアで様子を見ると、すぐにミシミシと挟みつけ、なんとフィギュアの顎を根元からへし折ってしまいました。「これはやってくれる!」

ということで測定開始です。
いきなり500g、さすが見込んだだけのことはある、へなちょこノコとはわけが違う。
おお、まだいくのか?600g、このサイズにしては十分強いぞ。
そしてさらに強く締め込み、ぐいぐいギューン。 は、850g! マジっすか。これマンディ95UP(死後測り直したら98mmありました)の実測値を超えている! 顎折れそうです!

その後の計測で次点の数値となった750gとの間をとって800gとして計算しました。
顎先力、トルク共にドルクス以外では1階級上の力だと思います。


均太郎さんの指摘にも有りましたが、ミヤマなどの上下や左右に湾曲した顎の場合、顎長を単純に顎の支点と顎先の間で測るとトルク計算に狂いが生じるので(だいたい大きくなる)、そういう種類では顎の付け根付近をまっすぐ延長した直線上に投影した長さを顎長としています。

ややこしい話になりますが、例えば支点から1cm先で直角に上に曲りその先がさらに10cmある顎だとすると、その測定力は1cm地点でもその上方10cmの先端でも同じはずです。しかしそのトルク計算に支点と顎先間の距離(10cm+α)を用いるととんでもなく大きなトルクとなるので、この場合の顎長は1cmで計算すべきです。

そのためミヤマの顎も実際にはもっと長いですが、計算にはこの投影した長さを用いています。


タカサゴミヤマの第一内歯は小さく、実戦で役立つことはなさそうですが、仮想国産ということでその位置での力もおまけで計算してみました。(国産ではもう少し遠くにありそうですが)
推定2500gとなり、これなら同居させたノコやカブトが穴だらけにされる訳ですね。
さらに大型になるヨーロッパミヤマも測ってみたいものです。


タランドゥスは前回の測定値があまりにも不甲斐なく、ファンとしては納得できなかったので、バトル後の興奮状態で再測定しました。
オオクワの時と同様、今回のタランドゥスは顎力計を敵とみなし、自ら挟んで離れません。

頭をつつく毎に610g前後の値を記録し、これが本当の力だと思います。前回から25%ほどアップしました。
この値からするとタランドゥス71mmでは800gオーバーしなければおかしいので、そちらも再測定しましたが、いまいちやる気を出してくれませんでした。

それでも710gまでは確認でき、これは前回測定時の値を上回っています。本気を出せば理論値近くまで出せそうな気がしています。

シーズンイン企画。 同じ長さならどれが強い?

題して 「みーんな100mm」


これまで登場した種類の中で同じ長さならどいつがNo1か?(アルキだろという突込みがすかさず入りそうですが)
普通に100mmいく種類も、そんなサイズはあり得ない種類も、みんな100mmだったらどれほどの力が出せるのか。すべてこれまでの計測値から換算した推定値です。

とびぬけた最大値がある者はそれを使用。それ以外は平均値を使用しています。
(新たな測定はしていません、要はこれまでの数値の焼き直しですので悪しからず。出場順は強さに関係なくばらばらです。)


それでは各選手のコメントも交えて行ってみましょう!


マンディブラリス(100mmじゃ実力の半分も出せないぜ!)
顎先760g 内歯1490g

ギラファ(100mmはまだ子供だぜ!)
顎先660g 内歯980g 奥内歯4990g

パラワン(他の奴らまで100mmになるとちょっと不安。)
顎先1910g 内歯5910g

スマトラヒラタ(俺に充電しろー! あと3割アップできるぜ。)
顎先1570g 内歯4080g

セアカ(100mmあればフタマタ最強は俺だ!)
顎先1020g 内歯1160g

国産オオクワ(もうヒラタにでかい顔はさせねえ。100mm出せるものなら出してみろ!)
顎先1850g 内歯2780g

インターメディアツヤ(何みんな鼻息荒くしてるの。何mmだろうが天才の俺最強。)
顎先1070g 内歯2820g

アルキデス長歯(短歯ばかり目立ちやがって気にくわねえ。)
先端内歯2210g 奥内歯と頭楯間10330g

アスタコイデス(ノコギリ族代表は俺! え、影薄いって?)
顎先1080g 内歯2030g

ミンダナオヒラタ(100mm同士なら俺が最強だろ!パラワンなんか目じゃねえ!)
顎先2270g 内歯5290g

ラコダールツヤ(ここはどこ?私はだれ?飛んでもいい?)
顎先840g 内歯1140g

タランドゥス(100mmあったらもうゴキブリに間違われないかなあ?)
先端内歯1650g 奥内歯と頭楯間3310g

アルキデス完全短歯(俺の後ろに立つなー! びびるじゃねえか。)
先端内歯4370g 中央内歯7540g 奥内歯と頭楯間13830g

タカサゴミヤマ(100mmのチン
で交尾したい。え、バトル?それって気持ちいいの?)
顎先1540g 先端内歯2140g (参考 第一内歯4830g)


補欠
ダイオウヒラタ(同じ大きさなら俺が最強だろ!)
アマミノコギリ(全員切り刻んでやる!)
コンフキウスノコギリ(最近の若い者はだらしないのう。)

おまえら真面目に挟め!

 


それぞれのバトルで使用可能と考えられる部分の推定値を出してみました。
全長に占める顎の割合の大きいものほど不利ですね。

やはり上位はすべてドルクスでした。アルキの奥歯などは10kg以上という数値になります。

スマトラヒラタの全力値が測れていたら、ドルクスに割って入れる者は皆無という結果です。
しかし何でも100mmにでき、普段測定不能な小さな種類も含めたら、メンガタ最強とかいったことが起こるかもしれませんね。
次は各種の最大サイズの顎力予想値なども計算してみたいと思っています。


これまでの数値で利用可能なものがありましたら、よろしければ皆さんもクワガタの力を計算して楽しんでみて下さい。

 

 

 

 

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