見よ!!科学の力!!
子供おやじ教授の
甲歯力研究所
第9研究室
子供おやじ教授の研究室に、ついにカブ(アトラス)が登場!!
脅威の実測データを叩き出す!
そして、最強フタマタ・マンディブラリス、国産の雄・オオクワガタ、恐怖の黒いツヤ・アルケスツヤクワガタも登場!!さらに納得の新データが!!
今回は、前後のつながりのため、掲示板でのみんなのレスも同時収録。
教授の、脅威のマシーンは今年も元気です!!
アトラスのつの力(?)測定風景
名前:子供おやじ教授
顎力計
今年も甲歯力研究所は稼働しています。
何度も書き直しているので校正が変なところがあるかもしれませんがお許し下さい。
2007.2月
今回もあまり数は多くありませんが最近の測定分を報告します。いつも小出しですみません。
以前は顎力の平均値を報告していましたが、測定において顎力が小さく出ることはあっても実際よりも大きく表示されることはほとんどありませんので、何回か測定した中でのほぼ最大値を報告していきたいと思います。
マンディブラリスフタマタ85mm(顎長35mm 内歯位置18mm)
顎先力実測値650g トルク2.28kg・cm 内歯力推定値1265g 内歯力実測値1150g
アルケスツヤ90mm中歯型(顎長28mm 内歯位置11mm)
顎先力実測値1250g トルク3.5kg・cm 内歯力推定値3180g
国産オオクワ76mm(顎長21mm 内歯位置16mm)
顎先力実測値1850g トルク3.89kg・cm 内歯力推定値2430g
実力は折り紙付き!メリーちゃんを圧倒!!
マンディブラリスとアルケスを選んだのは、顎力計初期にマンディブラリス98mmとインターメディア96mmを測定しているのでそのデータの検証の意味もあります。(インターも買ったのですがすぐに死んでしまいました・・・)
中歯アルケス90mmならインターメディア96mmと同程度の体格で力も近いと考えて代用しましたが、顎長によって先端力は変わるためにトルク値のみが比較対象です。
その2
マンディブは85mmでも体が細いために力は少な目ですね。頭幅は60mm台後半のヒラタと同程度でトルクもこんなものだと思います。
今回の測定値からマンディブ98mmの力を推測すると顎先力が約850gトルクは約3.47kg・cmとなりました。
以前の98mmでの実測データは顎先力最大値760g、トルク3.27kg・cmでした。
また、今回のアルケスのトルク3.5kg・cmに対し、以前のインター96mmでは顎先力最大値1000g、トルク3.7kg・cmでした。
両種共に当たらずとも遠からずといったところでしょうか、製作当初の顎力計は少ない誤差で働いていたと考えます。
その後に顎力計を少しいじりまして、その時から誤差が大きくなったような気がしています。
アルケスは(なかなか本気で挟んでくれなくて)有効な測定があまり出来ていませんが、顎先と先端内歯の中間約25mm地点で挟んだ時には1450gでした。この値からトルクを計算すると3.63kg・cmとなり、いずれにせよトルク値でおよそ3kg台中盤の力があるようでした。
各家庭で大活躍のオオクワ。冬場は無敵!?
オオクワ76mmはさすがの怪力で、顎先力だけなら90mm級ヒラタに肉薄できそうです。(顎が短いことによる力であり、トルクでは及びません)
測定の時に顎先が少し欠けたかも(涙)
最後
そしてまだ参考程度ですが、
アトラスオオカブト75mm (頭角長25mm)
頭角先端力実測値1700g トルク4.25kg・cm
1700gは一度だけですが、1400〜1500gをコンスタントに出していました。
カブトの頭角の支点を決めるのが困難でまだ試行錯誤段階ですが、頭角を動かしてみると目の上あたりが回転中心に思えるので、そこと頭角先との直線距離を頭角長としてトルクを計算しています。
アトラスの中でも小さめのサイズが幸いして、そのまま横にして顎力計を挟ませることが出来ました。
今までもこのようにすれば測定できるとは思っていたのですが、指にしがみ付かれると痛いのと尿も飛ばしそうなので(その場合は高確率でこちらに向かって飛んでくる)なかなか気が進まなかったのです。
今回は写真のように木にしがみ付かせることでそれらを防いでいます。(それでも顎力計を尿で汚されました。)
小さな個体ですが短角と言う程でもないので、(気の早い話ですが)このまま100mmサイズになったと仮定すると頭角先端力は3000g前後、トルクは10kg・cm近くが予想値になります。
大型個体では角の占める割合がもっと大きいため実際にここまでの数値になるかは疑問ですが、最大級のコーカサスならとんでもない力を秘めているかもしれません。
大きなものに対しては顎力計がこのままでは使えない気もしますが、見かけたら試してみたいです。
PS タランドゥス79mmは活動開始からまだ間が無いので、もう少しデータを取ってから報告しますね。
名前:Charles Watsonさん
ついに!!
子供おやじ様
ついに、カブトムシの角力が測定されましたね。
あの小さな頭部のどこにそんな筋力が付いているのかと思うような値が出ていたのには驚きです。
それも小型のアトラスで…
大型のコーカサスはもちろん、ヘラクレスでは一体どんな数値が出るのでしょうか?
ゾウカブト軍や国産カブトの力も知りたいですが、彼らは顎力計を挟めない…
でも、そこを何とか教授のお力で、是非とも解明していただきたいと、切に願っております。
それにしても楽しい。本当に楽しい。
やっぱり甲歯力研究所は最高です!
Charles
名前:子供おやじ教授
ありがとうございます
Charlesさん、
早速のご感想をありがとうございます。
後に甲歯力研究所に転載いただく時に改行がおかしくならないように、word文章をそのまま貼っていますので、掲示板サイズだと読みづらくて心苦しいです。
自分でも、わあー読みにくい!
と見返しています。
クワガタの顎の筋肉は頭部に有るのに対して、カブトの角を駆動する筋肉は前胸部に有って筋肉量はかなりなものと思います。
しかし、Charlesさんの言われるように、それらはすべて頭部後方の狭い範囲に付着することになり、そこではさまざまな方向からの筋肉が密集した上に物凄い力が加わっているのでしょうね。
出来る限りカブトのデータも増やしていきたいです。
それでは。
名前:均太郎さん
カブトムシ
甲歯力研究所にアトラス登場!
さすがのオオクワも、アルケスの大パワーには及ばず・・
ちびっ子のくせにいきなりオオヒラタに近いトルク数値!?
新成虫のデータも追加され記録価値の高さも十分ですなぁ〜〜〜
あ、カブのつの力計る方法思いつき・・・トルクチェッカー手にしないと・・。
お疲れでした。
名前:兜 獣蔵博士
きた!!!顎力計!!
教授、いつもありがとうございます!!
今回も素晴らしい報告&データ、感激ですぞ!!
さらに上積みされていくデータ、(しかも、わしのためにWord
で作ってくれるその愛情!!まじで感涙にむせますぞ・・・)
深まると同時に広がっていくその世界。
見返して見ましたが、いったい何種類の虫がそこに登場し、データが解明されたか・・・!!
あらためて凄いです。
そして今回はカブまで!!
アトラスの怪力には、感心させられることが多かったのですが、ここまでのパワーがあるとは、びっくり!!
道理で強いわけだ・・・。納得納得。
画像でメリーちゃんをコテンパンにしているようですが、さすがのメリーちゃんも歯が立たなかったようですね(笑)。
アルケス、マンディ、オオクワのデータもイメージ通りでうんうんと頷きながら読みました。
黒いツヤクワのノコギリ・フタマタ以上ヒラタ未満のパワー、オオクワのあっと驚く馬鹿力、細身ゆえのパワー不足と、実戦での戦いぶりを裏付ける素晴らしいデータだと思います。
さっそく転載させていただきますぞ!!
名前:ジローさん
今回もすごいデータを!
アトラスカッコ良いですね〜
それはさておきすごいですね。
アトラスの馬鹿力にはびっくりしました。すごい数値ですね
Charlesさんの言われるとおりアトラスをっでかくして凶暴化させたようなコーカサスはどうなるのか知りたいです
これからも楽しみ!!
名前:子供おやじさん
感想ありがとうございます
カブトに関しては、1個体でやってみただけですのでまだ手探り状態です。
角先力は実測値ですので確実なのですが、トルクとなると角長をどこからとするかで違ってきますので・・
クワガタの顎のように絶対的な支点が有ればよいですが、カブトの角は角度によって回転中心が微妙に変わりながら動いている可能性すらあります。
それでも、測定位置によっていくらでも変わる実測値だけでなく、絶対的な力比較となる「トルク」を算出することにこだわっていきたいです。
均太郎さんの角力測定が楽しみです。
測定風景のダイジェスト動画なんて出来たら迫力でしょうね。
均太郎さんが検証して下さると、心強いです。
博士、メリーちゃんも最近はめっきり衰えてしまいました。
凶暴種なので累代したいと思いましたが、私のミスからメスが惨殺されてしまいました。
アトラスは、アマミヒラタ60mmにも楽勝できるだろうと思っていたら、ロボコンパンチをした時にフセツを挟まれ逃走してしまいました。
なんと痛みに弱いヤツだ!
君はコッヒー?(痛い攻撃にはすぐに背を向けうずくまるイメージがダブリましたので)
でも先日のコッヒーは素人には負けられぬ意地からか、ぼこぼこになっても最後まで前を向いてましたね。
ジローさん、コーカサスの測定は外せませんね。私も知りたいです。
特に、頭角突起での穴開けパンチ部分の破壊力を実測なり算出なりしてみたいと思っています。