見よ!!科学の力!!

子供おやじ教授の

甲歯力研究所

第8研究室

顎力計・改が始動!!さらに改良、最終進化計(?)に!!

 

出た!!さらに正確なデータが!!顎力計データの改訂&決定版!!

世界で唯一の奇跡のコンテンツが、装いも新たにデータを一新!!

その誠意と情熱に感謝!!教授、ありがとうございます!!!

 

性懲りも無く、顎力計です
2006.12月  顎力改定

これまで甲歯力研究所を読んで下さった方々にお詫びです。
私が使っていた顎力計に重大な誤差が出ていたことが判明しました。
1年以上にわたり、誤りを含んだ情報を流し続けたことをこの場でお詫びし訂正いたします。
私の数値等を話の種にしていただいた皆様には大変なご迷惑をかけ、申し訳ございませんでした。

ということで、仕切り直しの顎力計です。(全く懲りてないです、はい、)

今回、タカハシさんとの情報交換により、私の顎力計が時にかなり低い測定値を出していることが判明。タカハシさんに感謝です。
これは、顎力計の摩擦損失だけでなく、用いた糸が細すぎたことや、ドラグチェッカーを不適切に土台に貼り付けてしまったこと等が重なって、ドラグチェッカー計測部での力の伝達が渋くなっていた為のようでした。

もったいないので以前のデータも補正して使用できないものかと思い、バネばかりを顎力計の測定部に引っ掛けて引っ張り、顎力計の表示と実際値との誤差表を作成。
その誤差表を用いて過去のデータの換算をしました。(実測値では無くなってしまい、信頼性は低いですが)

その後に顎力計の不良部分を改善して、顎力計とバネばかりがほぼ同値を示すようにしました。(写真です。バネばかりの数値が読み辛いですが、ポッチではなくその右の薄っすらした線の位置がそうです。最初からこれぐらいやっておけよ!私・・・)

この新型による実測値と旧値を補正した数値とが等しくなれば、過去のデータもある程度は利用可能です。
現在測定可能なクワガタで検証してみました。はたして結果はいかに。

まずはスチーブンスツヤから。
これは旧測定値が600g程度で、これは本来の1000gに相当します。この華奢な頭から本当に1kgの力が出るのでしょうか。
結果は980gで、補正値に近いです。

パラワン101mmでは改修する直前直後で検証しました。
改修前の事前測定では1800gで、これは補正をすると2200gぐらいの予想です。
そして新型での実測値は2200gちょうどでした。

さらにメンガタとタランドゥスでも行い、メンガタでは予想通り、タランドゥスでは予想を下回るという結果でした。ただ、この時のタランドゥスはやる気がなさそうでした。

これらの結果から、可能なものでは過去のデータも補正して用いることにしました。

 

 

まずは改修後の顎力計で再測定できたクワガタの実測値報告です。

スチーブンスツヤ61mm (先端内歯位置15mm 中央内歯位置9mm 奥内歯位置6mm)
先端内歯力実測値980g トルク1.47kg・cm 中央内歯力推定値1630g 奥内歯力推定値2450g

メリーメンガタ54mm (顎長15mm 内歯位置6mm)
顎先力実測値1260g トルク1.89kg・cm 内歯力推定値3150g

パラワン101mm(顎長34mm 内歯位置11mm)
顎先力実測値2200g トルク7.48kg・cm 内歯力推定値6800g

 

 

 

 

 

 

 

 


                                            
炸裂!!キャンサー・スープレックス・ホールド!!
ヒラタクワガタ50mm (顎長16mm 内歯位置6mm)
顎先力実測値520g トルク0.83kg・cm 内歯力推定値1380g


次に掲載するものは、顎力計が正しく作動して記録できたと思われるもので摩擦損失を補正したものです。
以前に瞬間最大力とか火事場の馬鹿力などと題して参考値として報告したものですが、通常力と考えていた値を誤差表で換算するとちょうど最大力に近くなっていました。
ですから、クワガタたちはいつも同じぐらいの力を出しており、機械の調子で値が変わっていただけのようです。

ミヤマクワガタ65mm (先端内歯位置18mm 第一内歯位置7mm)
先端内歯力暫定値1200g トルク2.16kg・cm 第一内歯力推定値3080g

アルキデス長歯90mm (顎先内歯位置28mm 奥内歯位置6mm)
顎先内歯力暫定値1900g トルク5.32kg・cm 奥内歯と頭楯間力推定値8860g

ミンダナオヒラタ89mm (顎長28mm 内歯位置12mm)
顎先力暫定値1900g トルク5.32kg・cm 内歯力推定値4430g

アルキデス短歯80mm(顎先内歯位置19mm 中央内歯位置11mm 奥内歯位置6mm)
顎先内歯力暫定値2900g トルク5.51kg・cm 中央内歯力推定値5000g 奥内歯と頭楯間力推定値9180g

アルキデス短歯86mm(顎先内歯位置23mm 中央内歯位置12.5mm 奥内歯位置7mm)
顎先内歯力暫定値3200g トルク7.36kg・cm 中央内歯力推定値5800g 奥内歯と頭楯間力推定値10500g

ここまでがほぼ確実に出ていると思われる力です。


さらに以下のものは、補正表や同時期に測定したクワガタとの数値関係から推定したもので今後の検証を要する暫定値です。(大きすぎたり小さすぎたりする可能性があり信頼度はかなり下がりますが掲載してみます)

国産オオクワ63mm (顎長18mm 内歯位置12mm)
顎先力暫定値1100g トルク1.98kgcm 内歯力推定値1650g

タカサゴミヤマ72mm(顎長25mm 先端内歯位置18mm 第一内歯位置8mm)
顎先力暫定値1050g トルク2.62kg・cm 先端内歯力推定値1450g 第一内歯力推定値3200g

ラコダールツヤ77mm(顎長26mm 中央内歯位置19mm)
顎先力暫定値900g トルク2.34kg・cm 中央内歯力推定値1230g

ブケットフタマタ73mm (顎長23mm 内歯位置25mm 奥内歯位置7mm)
顎先力暫定値1100g トルク2.53kg・cm 内歯力推定値1010g 奥内歯力推定値3600g


 

 

 

 

 

 

タランドゥスを圧倒するメリーちゃん!!イエローデビルハングが大噴火!!
正しく測定できた時のミヤマの値が飛び抜けていたので「ミヤマすげー!」などと言っていましたが、同サイズのツヤ・フタマタ系と同じぐらいのパワー(トルク)という感じでしょうか。
国産ミヤマと国産ノコギリでは、同サイズならばミヤマは顎が短いこともありノコよりも測定値は大きいですが、トルクの比較となるとどちらが強いのかがはっきりしないため、確実に測定できたもの以外はすべて除外しました。

初期に測定したマンディブやインターメディア、繰り返し計測の出来ていないギラファというあたりは、当時の顎力計の調子が不明なことや、顎が長い者では少しの実測値の差でトルク値が大きく変わってしまうため、一度白紙に戻すことにしました。
国産たちの再測定も含めて、来期に向けての大きな課題となっています。

同種・同型間での「顎力は体長比の2乗倍、トルクは体長比の3乗倍の法則」は今でも有効と考えます。

今後も多くの間違いをすると思いますが、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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