見よ!!科学の力!!

子供おやじ教授の

甲歯力研究所

第10研究室

5月20日 タカハシさんの測定データ(ハスタートノコ、グランディス、

コーカサス、アンタエウス)を追加!!ハスタートの怪力にたまげるぞ!!

6月4日 教授によるヘラクレスの角力・均さんのヘラクレスデータ・

教授の解説を掲示板より転載。ヘ、ヘラクレス・・・・マジ・・・・!?

 

 アトラスに続き、カブトムシが登場!!しかも、いきなり究極のカブトムシ・コーカサス&ヘラクレスが登場だ!!!

今回のデータは、コーカサス。アトラスがあの数値だったので、期待が高まる。

しかし、その数値は!?

結果に対する教授の分析が圧巻。な、なるほど〜。納得だぜ。

教授、いつもありがとうございます。

ヘラクレスVSコーカサスの対決!!大型カブ解禁の時が来た!!

 

 

いきなり頂上対決

コーカサス105mmVSヘラクレスヘラクレス135mm

 アルケス90mmに甚大な被害を与え、衰えたものの(全盛期2200gの顎力も今は1800gがいいとこ)頭胴長では自身のそれをも上回ろうかというパラワン100mmUPにもめったに負けないコーカサスでしたが、ヘラヘラには何度やってもいいところなく圧倒されました。

                                    パラワン100UPをも圧倒する大型個体

 

そして顎力計です
コーカサスオオカブト105mm (頭角長42mm 頭角突起位置20mm)
頭角先端力実測値1800g トルク7.56kg・cm 頭角突起力推定値3780g

前回の第9研究室でのアトラスオオカブトの角力続編として、今回はコーカサスの結果報告です。(また長文なので報告は一つだけです)

 アトラスの測定結果から、コーカサス100mm級の頭角先端力は3000g、トルク10kg・cmの可能性ありとしていましたが、先端力実測値はアトラスの1700gをわずかに上回っただけにとどまりました。
 やはり大型個体になるにつれて体長に対して頭角長が占める割合が大きくなるため、予想ほどのパワーにはならないようです。
実際、アトラス75mmに対してコーカサス105mmの体長比は1.4倍、それに対して頭角長比は25mm対42mmの1.68倍で体長比以上に角が長く、相対的に体は小さくなっています。

 そこで、パワーの源である前胸の大きさを比較したところ、アトラスの前胸の長さと幅はそれぞれ22mmと23mm、コーカサスでは27mmと28mmでした。(これだけのコーカサスでも前胸幅は大型ヒラタの頭幅よりも小さいのですね。)
前胸長、前胸幅ともにコーカサスはアトラスの1.22倍前後です。高さ比は測れませんでしたが同じぐらいと考えて、この長さ比1.22を3乗すると約1.82。
 その値とアトラス75mmのトルク値を掛け合わせた1.82×4.25kg・cm=7.74kg・cmが前胸の大きさを用いたコーカサス105mmの予想トルク値と言え、頭角力実測値から求めた今回のトルク7.56kg・cmに近い値となっていました。

 コーカサスの禍々しい姿や幾多のバトルで相手を破壊してきた実績から、頭角突起のパンチ穴あけ攻撃はカブクワ最強の破壊力かと幻想していましたが、大型ギラファの奥歯力とほぼ同等、内歯下がり型の大型ヒラタの内歯力よりは劣る3780gが頭角突起力の推定値となりました。
 しかし、たかが1800gの先端力と言えども、トルクで見れば大型ヒラタと同等以上の力が細長い角にかかっていますので、測定中には角がぐわんぐわんしなって折れるかと思いました。
 トルク値10kg・cmの夢は、まだ見ぬギネスサイズ級に託すことにします。

 カブトの測定では以前言いました頭角の回転中心を決めにくいという問題の他にも、測定時の胸角の固定部が先端寄りになると実際の頭角力よりも小さい値しか出せない恐れもあるため、胸角側はできるだけ根元の方で固定して測定しています。
 それでもなお、カブトを横にして顎力計を挟ませるというこの測定法では実際の力を反映しきれていないかもしれません。
ただ、そのような現状であっても、統一した測定法においては形が似たカブトで記録されるトルク値は前胸の容積比(前胸幅比の3乗)に比例しそうな感じでした。


P.S. ヘラクレスは激しく抵抗して全く測定できません。
こんな面倒な事をしなくても、いっそのことヘラなんて単純に握力計を挟ませればいいのではなかろうかと思える今日この頃です。

 

 

第1回体長別甲虫相撲69mm以下級王者・勇者タカハシさんが掲示板にデータを書き込んでくれました。

そのデータをここに転載!!

げ、げろげろ〜!!

ハスタートのとんでもない怪力に驚愕!!

(タカハシさん、ありがとう)

 

ハスタートノコギリ69mm(顎長19mm 内歯位置9mm)
計測顎位置1.8cm 実測値2490g トルク4.48kg・cm 内歯力推定値4978g

グランディスオオ78mm(顎長23mm 内歯位置13mm)
計測顎位置1.4cm 実測値1640g トルク2.30kg・cm 内歯力推定値1769g

グランディスオオ79mm(顎長23mm 内歯位置13mm)
計測顎位置1.5cm 実測値2250kg トルク3.38kg・cm 内歯力推定値2600g

アンタエウスオオ(タイ)79mm(顎長23mm 内歯位置12mm)
計測顎位置1.5cm 実測値1750kg トルク2.63kg・cm 内歯力推定値2192g

コーカサス113mm(頭角長50mm 頭角突起位置24mm)
計測頭角位置2.7cm 実測値2300kg トルク6.21kg・cm 頭角突起力推定値2588g

 

 

 

6月4日追加分です。

教授&均さんのヘラクレスのデータだ!!

 

2007.05.22 20:12
名前:子供おやじさん
追加分はこれだけです

そして

ヘラクレスヘラクレス135mm (頭角長43mm)
頭角先端力実測値2900g トルク12.47kg・cm

コーカサスと同じように横向きで測ろうとすると体を捩って全然うまくいかなかったヘラヘラでしたが、頭にきてそのまま下向きに顎力計を挟ませたらあっさり数値が出ました。
針の振れたのが一瞬だったためにピークホールド針が指していた値を採用したのですが、その後も2500gを連発したので実際に出した値なのでしょう。

こうあっさりとトルク10kg・cmの壁を突破していいものかと思って、種類は違いますがコーカサス105mmと体格比較をしてみると、コーカサスの前胸幅28mmに対してヘラヘラは34.5mmでした。
コーカサスの前胸幅が34.5mmあった場合の推定トルクを計算すると14kg・cmにもなり、今回のヘラヘラのトルク12.47kg・cmもあながち間違った数値ではなさそうだと思っています。

頭角の付け根から1cm地点では12kgを持ち上げることが可能という力で、虫王で最強を誇った大型オキシデンタリスの前ではほとんどの相手があっという間に葬られたのも納得です。

ただし、頭角長40mm超ともなると実測値が200gちょっと違うだけでトルク値が1kg・cm近く変わり、頭角長を何ミリとするかでも大きく違いが出るので、これらは参考程度の数値と思って下さい。

試しに原寸大図鑑に載っていた最大個体の前胸幅で推定した130mm級コーカサスのトルク値は16kg・cmで、150mm級極太ヘラヘラのトルク値は18kg・cmとなりました。
(理論上では角の付け根から1cm先ならば持ち上げられる重さですが、実際に18kgを角にぶら下げたら頭が千切れると思われ、正しくはこれに相当するぐらいの力と考えたほうが良さそうです。)

 

 

2007.05.27 17:54
名前:均太郎さん
ヘラクレスリッキー130mm (頭角長46mm)
頭角先端力実測値943g トルク4.34kg・cm

以前のデーターを今回修正ふうにするとこんな感じに。測定不可のときは倍以上の力が出ていたように見えたので、トルク10kg・cmなら2.3倍。凄いですな顎力計・・。

ヘラヘラの強さに納得。

 

2007.05.27 21:08
名前:子供おやじさん

ちなみに、ヘラヘラ最大級のトルクが18kg・cmで角長を50mmと仮定すると頭角先端力3600gぐらいが推定されます。
ただし、かけ離れたサイズのものを予想するのは誤差も大きいですし、なにしろ1匹のデータを基にしていますので自信は無いです。

ヘラの測定では、頭角先と胸角先で挟ませると支点から遠くて弱いと考えられる胸角先のデータが記録されそうなので、胸角側は胸角突起付近で挟ませました。

今回、図鑑に載っていた150mmヘラヘラの前胸幅39mmを使って予想値を出しています。
同じ本に載っていたゾウカブの前胸幅は45mmぐらいありました。
いったいどれほどの力を秘めているのか興味深いです。

 

 



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