見よ!!科学の力!!

子供おやじ教授の

甲歯力研究所

こうしりょくけんきゅうじょ

第五研究室

 

子供おやじさんの企画力と科学力が、

誰もが納得するクワガタのアゴの力を実測データにできる

奇跡のマシン・「顎力計」を生み出したのだ!!

見よ!!驚異のマシンの力を!!

そして、驚愕の実測データを!!

 

企画・作成・実測:子供おやじさん

 

 

シーズン真っ盛り、顎力計いきま〜す。
今回はバトルによく用いる主な国産クワガタの力を報告してみます。

国産! 国産! 国産!
顎力計2006.8月報告分


ノコギリクワガタ58mm (顎長20mm 内歯位置12mm)
顎先力実測値403g トルク0.81kgcm 内歯力推定値675g


アマミノコギリクワガタ68mm (顎長23mm 内歯位置14mm)
顎先力実測値530g トルク1.22kgcm 内歯力推定値871g 内歯力実測値850g


ノコギリクワガタ60mm (顎長21mm 内歯位置12mm)
顎先力実測値557g トルク1.17kgcm 内歯力推定値975g


ヒラタクワガタ50mm (顎長16mm 内歯位置6mm)
顎先力実測値450g トルク0.72kgcm 内歯力推定値1200g


ミヤマクワガタ59mm (先端内歯位置16mm 第一内歯位置6mm)
先端内歯力実測値630g トルク1.01kgcm 第一内歯力推定値1683g


ミヤマクワガタ65mm (先端内歯位置18mm 第一内歯位置7mm)
先端内歯力実測値703g トルク1.27kgcm 第一内歯力推定値1814g
*参考:平均値算出から除外した最大値*
(先端内歯力実測値930g トルク1.67kgcm 第一内歯力推定値2386g)

 

 

アマミノコギリは測定を嫌がり、顎先力と内歯力それぞれ1回づつしか測れませんでしたが、内歯力推定値と実測値がほぼ等しいので正しい値と考えました。

 また、ノコギリ58mmとの体長比からの推定値にも近いため、国産ノコはこれぐらいの値と思っていましたが、後で追加したノコギリ60mmが何度やってもこれより大きな値を出しました。
 このあたりは個体差だと考えます。


 ヒラタは小さい個体しか入手できなかったので実測値は小さいですが、このまま100mmになったと換算すると、体長比は2倍、その2乗=4。450g
×4=1800gが推定顎先力となり、外産ヒラタと遜色ないです。


 以前報告したタカサゴミヤマは顎先の二股が大きいので顎先端で計測できましたが、国産ミヤマは先端内歯が先に機械に当たるためにその位置での測定値になります。

 先に入手した68mm、65mmともに全く挟んでくれずに困っていたところ、後で追加した59mmが頑張って、何度測っても630gとなかなかの数値を記録しました。

 ほぼ同長のノコギリ60mmの顎先力を上回っていますが、ノコよりも顎の支点から近いポイントでの値なので、トルクではノコギリのほうが上となっています。

 気を取り直して他のも強引に測定したところ、65mmのが700g前後を記録しました。

 68mmのほうはやはり測定できませんでした。

 そして、現実に出てしまった値なので報告します。

 平均からは除外しましたが、ミヤマ65mmが驚きの930gを記録。たまたま機械の摩擦損失が少なかったのか実際にそれだけ出せるのかはわかりませんが、体長を考慮するとドルクスと互角以上の力です。


 オオクワは今回測定可能な個体がいませんでしたので、以前のデータを参考にして下さい。


 入手し易い国産なので何匹も使ってじっくり測定できたこともあるでしょうが、国産だから弱いということはなく、今回、ノコやミヤマでも大きさが互角ならば力でも外産に負けないのではないかという結果になりました。


 むろん同じ900gの顎先力とはいっても、約40mm先でそれを出せる90mmオーバーのインターメディアのほうが、パワーではミヤマをはるかに上回ることにかわりはありません。

 

以前掲示板にも書きましたが、最近かなり良い測定値が出るので顎力計のバネがへったってないかということと、挟むポイントをL型金具で作っているので摩擦などによる損失も気になって検証してみました。

 バネのへたりは大丈夫なようですが、200〜600gぐらいの間は約100g程度少なく、その上〜2kgでは約15%少なく、3kgでは20%少なく表示するようでした。

 例えば測定値850gならば本当は1kg、1700gならば本当は2kg、2400gならば本当は3kgの力が出ているという感じです。
このように、測定値は実際よりもかなり低めに出ますが、強い者と弱い者の逆転が起こることはありませんでしたので、しばらくは補正せずに従来どうりで報告していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

パラワン測定風景です。

何度もの撮り直しでお疲れぎみでしたが、豪快なデモンストレーションを見せてくれました。2kgです。その後の逃げっぷりが虫の精神的ダメージを物語っています。

 

こちらはタランドゥスです。

嫌がって足を板の端に引っ掛けるのでてこずりましたが、挟んでしまえば離しません。
頭をつつけば何度でも600g。

 

http://www.bannch.com:88/servlet/BBSres/29259/29482414 (動画リンク)

 

 

 

 

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