たこつぼ通信

第1号 平成19年1月発行

 

 

 

 

 

 

 今年から始まった新シリーズ、「たこつぼ通信」。

 

 「モー虫ファイト 27」でお知らせしたように、今年からモー虫は「混合飼育」にトライすることになった。

 

 急造のクワリウムに集う虫たちは、モー虫戦士でありながら、全く戦う気をなくしてしまった落ち武者たち。

 

 

 絶対平和主義・無抵抗主義の彼らがクワリウムに集うとき、そこにはいったいどのような光景が繰り広げられるのか。

 

 

 第1回の今回は、クワリウムの基本的な運営方針、レイアウト、エントリー選手の紹介、をお届けする。

 

(1)           クワリウムの運営方針

 

・基本的には、「戦いを好まない選手」で、「破壊力が小さい中〜小型の種類」をエントリーする。

 

混合飼育、タコ飼いで最も恐ろしいのは、「甲虫同士による殺し合い」である。

 

カブトムシ、ノコギリクワガタなどの国産虫のタコ飼いですら、「殺し合い」は発生する。外国産甲虫でそんなことができるのか?というごもっともな意見もあると思う。

私も不安だったので、ちょっと試験運用をしてみたが、大丈夫であった。

大きいのとか、戦意が高いのとかを普通に入れたらダメだとは思うが、リングに上がっても全く戦おうとしないメンバーなら大丈夫と思われる。

 

 

 

 

 急造で作ったクワリウム。作成途中の画像。

 

 

 

    選手の入れ替えと、そのルール 

同一メンバーでの同居期間を「シリーズ」と呼び、

選手の入れ替えを、シリーズごとに行う。

 

クワリウム内において、一度決まってしまった力関係は、ほぼ永続的に固定されるからだ。

 

いつも同じ展開、それでは全く面白くない。

 

一番いい餌場の支配者になった選手は、そのクワリウム内で一番強い選手だろう。

その選手が、そのシリーズの「チャンピオン」と認定する。

 

「チャンピオン」になったら、歴代王者に名を刻むとともに、クワリウムからは引退する。

チャンピオンは、本当にヘタレじゃなくなったのかを確かめるべく、某特設リングで「卒業試験」に挑戦。

現役モー虫戦士から選ばれた刺客と対決する。

 

チャンピオンが抜けたところに、新しいメンバーを補充。

 

また、争いに敗れて怪我をした選手、力関係で最下位となってどの餌場にも姿を現さない選手もクワリウムから引退させる。

 

(餌場、水場、隠れ場所を多数設置するので、上記のようなことはあまり起きないとは思うが、念のため。)

こちらのほうも、選手が抜けた分は新選手を補充。

 

もちろん、タコ飼いによって闘争本能に目覚め、凶暴化してしまった個体、のべつまくなしに他の個体を攻撃する個体は、

→即座に王者認定、→クワリウムから引退、→本戦にエントリー、とさせてもらう。

 

「平和主義者の園」と「戦士再生工場」の一石二鳥をねらう。

 

 

さて、初代たこつぼ王者はだれか!?

「たこつぼ王者」という称号は栄誉なのか。

「たこつぼ王者」は本戦でも力を発揮できるのか?

それとも、王者など現れず、平和な「落ち武者の里」(by子供おやじ教授)になるのか?

この企画自体、つまらない結果に終わるのではないか?

 

 

迷わずいけよ いけばわかるさ

 

モー虫・第1回たこつぼ選手権、開幕じゃあ〜っ!!(本宮ひろし風)

 

 

 

(2)           レイアウトその他、飼育環境

    レイアウトは下記の図、写真の通り。

餌場は、4カ所、水場は3カ所設置。

 

急造なので、「クワリウム」とはいえないような適当なつくりだが、少しずつグレードアップしていこう。

 

・マットは、針葉樹マットに、炭と燻炭を混ぜたものを使用。

加湿は申し訳程度に毎日行う。

そんなマットは「クワリウム」としての雰囲気を台無しにするが、ダニ対策を優先。

 

クワリウムの最大の弱点はダニの蔓延だ。

私も一昨年、これで大失敗をしている。

 

もう、そうなったらどうしようもない。使っていた木、餌皿なども、徹底的に処理しないと、またすぐダニが発生してしまう。

 

雰囲気が損なわれるのは残念だが、ダニだらけになってしまっては元も子もない。

大体にして、損なわれるような「高いクオリティの雰囲気」はもともとないので、まあいいか。

 

炭&燻炭は絶大な効果を発揮する。

 

私は個別飼いのケースで、転倒防止用の止まり木に炭、マットに炭&燻炭入り針葉樹マットを使っているが、非常に効果的で、ほとんどダニに悩まされなくなった。

燻炭をマットに混ぜる技は、とあるHPの制作者の方が編み出したらしいが、いや〜、その人、天才!!

よくぞ、こんな技を思いついたものだ。作者さん、ありがとう!!すごい!!

 

私にとって、「究極の恐怖」といえる「ギッシリとクワカブの身体に付く、つぶつぶの粉のような細かいダニ」の発生を、ほぼ完全に抑えることができる。

アレは最悪だ。洗っても洗っても、完全に駆除することはできない。高価な市販のダニ・スプレーも効果は限定的だ。

 

が、しかし、このマットを湿らせて、虫を1週間ほど埋めておくと、アラ不思議!!

ダニさん、さようなら〜!!だ。

 

マットにもぐらない種類に、大粒の白いダニが付いたり、古いゼリーに、クワガタには付かないダニが発生したり、といったことはあるが、普通に飼っている分にはまず大丈夫だ。すげえ・・・・。

 

キクさんのアドバイスにもあったが、(キクさん、ありがとう!)炭に含まれる成分が、ダニを殺すようだ。

 

入れれば入れるほど効果があるようだが、入れすぎはちょっと問題があるようだ。

 

私の場合、エサが炭の混入で黒くなったり、きれいなエレファスがあっという間に黒くなったり・・・。

 

一番の問題は、炭を入れすぎたケースの虫に、ふせつの異常の発生率が高くなるような感じがあることだ。

まだ高齢ではないのに、フセツが麻痺したり、変な方向へねじれたり、取れてしまったりといったケースが少なからずあった。

 

大会がほとんど行われなくなったための運動不足、えさの偏り、個体差など、他の原因も考えられる。

しかし、炭なしのケースに入っているギラファっちフォルコメンハイトと、ずっと若いはずのギラファっちストームバード&シャドウシークの状態を比べると、どうも炭があやしい。マット以外はほぼ同じ条件で飼われているのだ。

 

ゼリーに灰が混入すると、灰の中の成分が悪影響を与えるのではないかと思えるのだが、どうだろう。

ダニを全滅させる成分も、過ぎれば毒になるんじゃないかとの疑念が、頭をよぎってしまう。

 

まあ、しかし、入れすぎなければ大丈夫だ。メリットの方が、確証のないデメリットをはるかに凌ぐ。

今回は教訓を生かし、少なめに入れた。

これなら、大量にエサに混入することはないだろう。

 

 

 

 ・水分

水分の問題も悩む所だ。

過剰な加湿にいいことはない。

マットがべちゃべちゃになると、劣化&汚れが急激に進行し、発酵状態になる場合もある。

ダニや、トビムシなどの他種の害虫、カビ、キノコ、細菌にも適した環境になる。

 

一昨年のクワリウムは、それで悲惨な状態になった。

 

見るもおぞましい状態になったケースを洗うのは、かなりの苦痛だ。それに、そんなケースを家族に見られたら、クワカブ禁止令が出るのは間違いない。

 

加湿は最低限に行うことにした。

「水飲み場」があれば、霧吹きは不要、というひともいる。

私も自分の経験から、その考えに賛同する。

 

エサの他に、飲み水を用意してやると、クワカブはそれを飲んでいる。

 

水飲み場を数カ所用意し、毎日少量の霧を吹けば、十分なのではないかと考え、そのようにすることにした。

 

アトラスなど、ふせつが心配な種類を入れる時は、個別に対応しようと思う。

 

 ・餌場

餌場は、水槽中央部の前面床に、大型のえさ台&小型のえさ台を各1設置。

この大型のえさ台が、「王様の椅子」になると思われる。

 

右手の産卵木の上に、中型(ワイド)カップ用のえさ台を設置。

当初、ここは産卵木を二本重ね、継ぎ目に洞を作った「隠れ家」だったが、餌場が少ないようだったので追加。

 

中央の、コルク製樹皮風パネル中央に、小型のえさ台を設置。

当初は、樹皮風パネルの中央部に直接、ジェル状えさを垂らしていた。しかし、垂らす量が少ないとすぐ乾き、多いと水槽の床までハデに汚すという恐ろしい展開になったので、急遽現在の形に改修。

 

それぞれに、高蛋白ゼリー、ゼリー、バナナ、液体タイプのえさ、というように、違うタイプのエサを入れておくようにしたい。

 

 

 

クワリウムの「自然環境を再現」から、どんどん遠くなっていくが・・・・。

 

 

                                画像奥から、中型餌台、小型餌台、水飲み場1、バナナ台、大型餌台、水飲み場2。

 ・ケースの大きさ

水槽は60cm水槽を使用。本当は90〜120を使用したいのだが、家庭環境が許さない。

キクさんのクワリウムのように、もっと広いと、もっと面白いのだが・・・。

 

 

 ・シェルター、止まり木など

木をくり抜いて作った市販のシェルター、コルク製樹皮パネル、産卵木、止まり木(2本)、木の枝、木の枝を組み合わせた格子(ジャングルジムみたいなやつ)、木製鉢にイミテーションの観葉植物を接着したもの(2つ)、餌皿(4つ)を配置。

 

ごちゃごちゃ多すぎるが、餌場と隠れ家を多く作り、争いや出会い頭の事故を極力少なくするようにした。

 

枝の格子や、止まり木は樹皮パネルの背面に配置、ごちゃごちゃ感を少しだけ抑えた。(いや、それでも十分にごちゃごちゃです。という声が聞こえる・・・。)

 

 ・管理温度

  今シーズンは、電気代節約のため、室温自体もやや低め(21度〜23度程度)にしていた。

  そのため、いざ大会、となってもサッパリ戦わない選手が続出。

 

  それを逆手にとって、タコ飼いを敢行。

  低めの温度設定なら過度のバトルも回避でき、混合飼育を大丈夫になる、と見たが・・・・。

 

 

(3) エントリー選手

 

第一回たこつぼ選手権の出場選手は以下の通り。

 

出場選手・プロモーションビデオhttp://124.34.229.82/servlet/BBSres/29259/52142712/4 (モー虫動画館たこつぼ通信スレッド)

ラフェルトT VS メリーメンガタ

セアカっちデルピエーロ VS セアカっちマテラッツィ

セアカっちデルピエーロ VS セアカっちマテラッツィその2

ラフェルト・ラファエルロ VS ギラファっちストームバード

ニジイロ・トロツキー VS メリーメンガタ

ほか

 

 

@        天国に一番近いノコ ラフェルトノコギリクワガタ

体長:68ミリ 必殺技:死を呼ぶ黒い月 クレセントムーン・ブーメラン

 

エントリー1番は、ライト級GP出場虫では最長寿を誇る、ラフェルトノコギリクワガタだ。

第1回・第2回ライト級GPには、餌を食べているような食べていないような、活動しているようないないような、あいまいな状態で出場。

もっさり感満点のファイトぶりで、ティティちゃんやミヤマっちダークネスに白星を献上したり、アロエウスを撃破したりした。

  餌が減っているようなので後食開始と判断したが、今思えば出場させるのがちょっと早かった。

 

  その後、徐々に本格化。

  動きも速くなり、同体格のセアカっちや、メリーメンガタと互角に戦った。

 

  冬場になってからは、室温が低いせいか消極的になった。

                                                        後食後、すぐに出場させんなって・・・。

  長いこと活動しているので、もしかすると本当に「天国に一番近いノコ」である可能性も・・・・。

 

  でも、五体満足で、元気は十分。

 

 

A        鋼鉄コブラ アンタエウス・コブラ

 体長:68ミリ 必殺技:攻防一体の魔法の盾 ナローシールド

             毒蛇の牙 コブラ・バイス

 

 モーレンカンプにしようか・・・グランディスにしようか・・・台湾オオにしようか・・・。

 いいや。アンタにしよう!!

 

 

結論を言えば、思いっきり失敗であった。

こうなることは目に見えていたのに、悲観的展望、いや現実から目をそらしアンタエウスを選択してしまった自分に腹が立つ。

 

アンタエウス・コブラ。

選手紹介で危惧した通り、やっぱりヤツは戦わなかった・・・・。

 

 

                                                        一切戦わずに、食べるだけ、の甲虫ニート。

「いや、戦う!!戦うはずだ!!たたかうよね!?ね?ね?」という、私の哀願にも近い願い、祈りに対する答えは、

「い〜や。残念ながら戦いません。しかも、全然。」という非情なものであった。

 

3,800円、返して・・・・。

 

ミドル級制覇を目指し、「コブラ」なんていうかっこいい名前まで頂戴した彼の手ひどい裏切り。

コブラは、そのおどろおどろしい名前とはうらはらに、全く戦わない男だった。

寺沢武一先生、ごめんなさい。

 

なにせ、いまだかつて戦ったことがないのだ。

 

あの初代ルデキングですら、最初は戦った。逃げるときでも、少しは威嚇の姿勢を見せたものだ。

 

コブ様は、登場と同時にダッシュ。

常に全力疾走のその姿勢はすがすがし・・・・いや、全然すがすがしくない。

 

私のやる気もゼロになる瞬間だ。

 

仕方がないので、「最強種族」のドルクス属でありながら、たこつぼ選手権にエントリーすることにした。

 

というか、この選手権は彼の処遇を考えるうちに辿り着いた企画であり、いわば、彼のための選手権なのだ。

 

幅広のたくましい身体、強靱すぎる鎧、最強種族ゆえのパワー。

身体的能力、潜在能力からいえば、コブラこそメンバー中最強なのは疑いない。

 

たこつぼ選手権の中で、彼は自分の真の価値に気付くことができるのか?

 

 

B        オリハルコンの騎士 ニジイロクワガタ・トロツキー

 体長:54ミリ 必殺技:虹色の処刑台 ファンタジックV

 

トロツキーは、たこつぼ選手権にエントリーされた選手の中では、一番闘志を維持している選手だ。

 

年末のTOP画像に、ミヤマっちジャイロゲスを粉砕している彼の勇姿を使ったが、積極的とは言えないまでも、やるときはやる男なのだ。

 

しかしながら、他種のクワガタを「敵」と認識することが難しいようで、クワリウムでどんな態度を取るのかは想像しづらい存在だ。

名前が「トロツキー」だけに、「搾取のない社会」を実現、誰も餌場をめぐって争わない、普通に考えればあり得ない「平等社会」クワガタ共産主義の理想を実現しちゃったりして・・・。

 

パワー・戦闘力ではメンバー中、最も不利が予想されるが・・・。

他のメンバーがヘタレぞろいなだけに、わずかに闘志を残す彼に、奇跡のチャンピオン就任もあり得るかもしれない。

 

快挙なるか?

                                                        幻を現実に変えた男!かっこいいぜ!

 

C        赤き血のオヤブン セアカっちデルピエーロ

体長:68ミリ 必殺技:強制スカイラブ スカイラブ・ハリケーン

 

アレ?選手紹介がUPされたばかりなのに、なんでオヤビンがここに?

しかも、ライト級番長はオレがもらった、なんて景気のいいこと言っていませんでしたっけ・・・?

 

いきなりたこつぼ選手権行きになってしまったオヤビン。

 

ライト級選手の多くが死去、燃えさせてくれるような相手もおらず、

気温の低下とともに、やる気も低下、すっかり丸いひとに・・・・。

 

 

しかしながら、気の強さでは定評があるフタマタ一族のオヤビンがこのまま終わるはずはない!

と信じて、たこつぼ選手権にエントリー。

 

はたして、オヤビンの野生はよみがえるか?

 

初代たこつぼ王者・たこつぼ番長のベルトは、このオレサマがもらったぜ!!

・・・あ、またなんか大きい事を言っていますが・・・・。大丈夫でしょうか・・・・。

 

 

 

 

 

                                                               たこつぼ番長・・・って・・・。

 

D        高貴なる甲虫殿下 ラフェルトノコギリクワガタ・ラファエルロ

体長:75ミリ 必殺技:聖なる槍 ホーリー・ランス

 

なんとタコ飼いに、かつては珍種・高級種と言われた甲虫殿下が参戦!!

も、も、もったいね〜。

 

成熟不十分のラフェルト1号が、ライト級GPで完敗を重ねたことで、みなさんの脳裏には「ラフェルトはよええ〜」というイメージが出来上がってしまっているだろう。

 

すまぬ。アレはわしが悪かった。

成熟完了したラフェルトは、はっきり言って弱くない。

 

ラフェルト・ラファエルロは、細身ではあるが、侮れない実力の持ち主だった。

 

ライト級GPを圧倒的な強さで制覇したこともある、ギラファっちストームバードと一進一退の攻防を繰り広げ、勝利。

 

                                                          意外な実力者だった甲虫殿下。

なんと驚くべき事に、同体格のギラファを粉砕するほどの実力があるのだ。

 

そんな甲虫殿下も、気温の低下とともにやる気ゼロに。

リングに上がっても、「逃げモード」のラコさまのようにすぐに床に手を広げて、両手で床をナデナデしはじめるようになってしまった・・・。

脱出口を探しているのだ。

 

高貴な殿下の、そんな姿は見たくない。

実力で言えば、このタコツボでお前が王者になっても、なにもおかしくない。

 

さあ、王子様、この剣を取るのです。

あなた自身の手で、王家の誇りを取り戻すのです。

 

このモー虫クワリウムに、あなた様の千年王国を築くのです。

 

 

E        玉虫色のかぶき者 ニジイロクワガタ・フラワーケイジ

 体長:56ミリ 必殺技:虹の彼方に ウイニング・ザ・レインボー

 

この虫と申すは、虹のちょっかい革袴・・・・・

 

・・・・・なにもかもなつかしい・・・・。

 

鉄騎兵・ティティウスとライバル対決を繰り広げたのも、今や遠い過去。

 

「花の慶次」にたとえられたのも今は昔。

いくさ人であったことなど、とうの昔に忘れてしまった・・・・。

 

 

ニジイロクワガタ・フラワーケイジ。

今回参戦するメンバーの中で、最もへたれ度が高い男。

                                                        すっかり好々爺に。まだ早いぞ!!

今の彼の必殺技は、100%の驚異的発現率を誇る「自殺ダイブ」ダイビング・モチベーション・メルトダウナー・マックススパークだ。(長いって。DMMよりさらに強烈、ということでDMM・マックススパークね。)

 

リングに登場すると同時に、手足を縮め、コロリと落下。

何度置き直しても同じだ。

 

 

パーフェクトな死んだふり。

 

その姿、もはやクワガタではなく、タマムシ。

恐ろしい技を会得してしまったのだ。最も楽ちんに仕事を終える技を知ってしまったのだ。

 

原哲夫先生、ごめんなさい。

 

わしは悲しいぞ・・・。どれほどの期待を持って、おぬしを招聘したか・・・・。

 

わしがセイラさんなら、「それでも漢ですか!!軟弱者!!」とビンタをくれる所じゃ。

目を覚ませ!!

 

お前はそんな男ではなかったはずじゃ!!

 

え?なに?最初からそんな男ですって?

 

 

そんな彼がたこつぼ選手権に登場。

はたして、どんな展開になるのか・・・。

 

一日中ころがっていたりして・・・・・・。

 

 

F        白い騒音オバサン ヒルスシロカブト・めす

体長:56ミリ 必殺技:お引っ越しがさきですよ メガハウリング・シンフォニー

 

ひどい・・・。ひどすぎる・・・・。

モー虫初となる、禁断の幼虫購入。それはヒルスシロカブトであった。

 

しかし、必要なおすは羽化せずに、不必要なめすだけが羽化するという、最低な結果に。

あんまりだ・・・。3,800円、返して・・・・。(こればっか・・・)

 

このめすがまた、元気良くて動き回る。

ガリガリガリガリ・・・うるさいのなんの。

 

仕方がないので、タコツボ選手権に参加させることに。

 

広いスペースが好きな彼女は、きっと生き生きと活動することだろう。

低めの温度も、シロカブトである彼女には屁でもないだろう。

 

パワー・体格・食欲で他のメンバーを圧倒するアマゾネスが、他の参加メンバーを圧倒する可能性は低くない。

                                                                  ぜんぜん白くないケド?

モー虫にアマゾネス王国を築くか?

 

さあ、牙を失った豚どもよ、はいつくばって私の靴をお舐め!!

 

 

 

以上の7選手が参戦。

 

中原(デカい餌皿)を制して、天下統一を果たすのは誰か!?

 

第1回・タコツボ選手権王者に名を刻むのは誰か!?

 

 

初代タコツボ・キングを予想して、どんどん応募しよう!!(ウソ)

 

 

 

次回、たこつぼ通信第2号は、

 

オープニングシリーズ開幕後の選手たちの動きを報告。

 

そして、初代タコツボ・キングを認定・発表。の予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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