20000HIT記念企画

シロカブ十番勝負

「弱い」というのが定評のシロカブ一族。

「オレはかませ犬じゃない!!」ヒルスが!!ティティウスが!!

「白いヤツ」の復権をかけて、今、立ち上がる!!

 

 昔、TV番組の特番で、「ムツゴロウの動物王国」シリーズというのがあった。

「人と動物のふれあいと成長を描いた、ヒューマン・ドキュメンタリー」みたいな感じの番組であった。

 

 あるとき、オランウータンの話があった。

 子供のオランウータンを、ムツゴロウが育てる、という話だった。

 

 「ほうほう・・・。」と思いながら見ていると、突然、火事の映像。

 焼け落ちる館を、呆然と見上げるムツゴロウ&関係者。

 燃え盛る館の中には、あのオランウータンがいるのだ。

 

 奇跡は起きず、オランウータンは焼け死んだ。

 企画はそれで強制的におしまいに。

すべてぶち壊し。番組はお蔵入り、とすべきだったかもしれない。

  しかし、諸般の事情で番組は放送された。

 

 オランウータンとムツゴロウの物語は、唐突に終わりを告げた。

 見ていた私は、放り出されたような、なんとも居心地の悪い思いで、呆然と「まじ・・・?」とつぶやいた。

 

 

 昨日は私にとって最悪な日だった。

 私がからむイベントは必ず晴れる、という10年以上続いてきたジンクスが終わりを告げた。

 イベント自体は大成功だった。それゆえに、記録の終焉はまあいい。

 

私にとっての真の「最悪」は帰宅後に発覚した。

 

ヒルス脱走。

ありあまるパワーで、ケースのふたを持ち上げ、逃げ出したのだ。

汗まみれで長時間捜索したが、結局発見できず。

ゼリーが消費されていない。

どうも数日前、下手をすれば、3日も前に脱走していた感じだ。

仕事が忙しいときは、お世話できないことを見越して、エサをたくさん入れた状態にしておく。

食いしん坊軍団と、転び名人軍団はチェックしていたのだが・・・・。生活態度では優等生のヒルスのチェックを3日も怠った結果がこれだ。

 

いつかこんなことになるんじゃないかと思っていた。痛恨の出来事だ。

許せ・・・。

 

メス&バナナのトラップにも戻ってこない・・・・。こりゃもう、どっかで死んでるな・・・・。

 

ヒルスよ・・・・。お前はようやく成熟して、戦えるようになったばかりではないか。

お前の真の力を見られるのはこれからではないか。

 

なけなしの諭吉を奮発して招聘した白銀聖闘士は、本当の姿を見せる前に消えていった。

教授、すみません・・・。十番勝負、中途半端な状態で終わってしまいました・・・・。

記念企画の「十番勝負」のために、特訓を続けていたヒルスだけに、思い入れは深かった。

 

きれいで、かっこよくて、勇ましい姿。それでいて可愛くて、面白くて、ふがいないヤツ。

お前とこんな形でお別れせねばならないなんて・・・・。

 

ひさびさに本気で落ち込んだ今週末。

 

 

 

今回は、今はなきヒルスを偲び、彼がいくつか残していった映像と、もう一匹のシロカブ・ティティウスの映像で「20000HIT記念企画・シロカブ十番勝負」をお送りする。

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思いきや、深夜になって発見!!!

未練を捨てられず、何度も部屋をのぞいていた私。

夜中の二時に、再び部屋を訪れると・・・・・。

 

カサコソカサコソ・・・・・・。

カブ・クワはたくさんいるので、カサコソ聞こえてくるのはいつものことだ。

しかし、これは違う!!!ひとつだけ、違う方向からカサコソという音が。

 

カーテンだ!!

 

BGM「ロッキーのテーマ」

 

 

エイドリアン!!!エイドリアン!!!!(違うって)

 

私の声に応えるようにカーテンの陰から顔を出すヒルスちゃん。

手がかわいい!!!!!!

目がかわいい!!!!!!!

 

お前、生きていたのか!!!!!!!!!!!!!!

駆け寄る私。(「アルプスの少女・ハイジ」で自力でクララが立ち上がり、ハイジとペーターが駆け寄るシーンのイメージで)

エサもなし、水もなしでお前、生きていたのか!!!!!!

 

過去に脱走したザバゲノコは、風が入り込む窓の隙間に、頭を向けて死んでいた。

「・・・ザバゲよ・・・・。お前、アフリカの自然に帰りたかったんだな。許せ。しかし、ここにはそれはないんだ。」

ヒルスが死んでいれば、これで二匹目の犠牲者だ。

忙しくて管理ができないなら、飼うな。という神の声が聞こえる・・・・・。

さすがに今回はダークに落ち込んだ。

 

しかし、ヒルスちゃんは帰ってきた!!奇跡の生還だ!!

ヒルスちゃんを手の甲に乗せ、深夜のマンションで狂喜乱舞する私。

妻をたたき起こす。

 

「よかったね。」妻も笑顔でにっこり。

昼間の落ち込んだ私を見て、彼女も心配してくれていたのだと嬉しくなる。

「今日は最高の日だ!!!!」オイオイ・・・・

 

脳みそのしわが少なく、極めて単細胞な私。

 

さっそくユンケル、数種のゼリー、バナナをやる。

しかし、食べない。

爪が一本欠けている。

無理も無い。水すらなかったのだ。

 

ひたすら水を飲むヒルスちゃん。

 

おかえりなさい。オレはお前が大好きだぞ。

 

 

 

シロカブ十番勝負

 

第一戦 第26回大会二回戦 ヒルスシロカブト VS つの五郎

第二戦 ティティウス VS ギデオン

第三戦 ヒルス VS リノケロス

第四戦 ティティウス VS ダールマン

第五戦 ヒルス VS スペクタビリス

第六戦 ティティウス VS ミヤマっちダークネス

第七戦 ヒルス VS ミヤマっちダークネス

第八戦 ティティウス VS ローゼンちゃん

第九戦 ヒルス VS ギデオン

第十戦 ティティウス VS オオクワガタマックスハート

 

おまけ 第十一戦 ヒルス VS ギラファっちフォルコメンハイト

     第十二戦 ティティウス VS リノケロス

     

 

 

ヒルスシロカブトはモー虫ファイトに二度登場。

第25回大会で、暗黒大陸の熱い風・タランドゥスに完敗。

第27回大会では、まぼろしの金色夜叉・ローゼンベルグオウゴンオニクワガタに惨敗を喫している。

 

まずは第26回大会のつの五郎戦からお見せしよう。(内容は薄いので、スルーも可)

 

ヒルスVSつの五郎(動画)

 

 

まるで戦意なし。一方的に押し出されて終了。

二回戦・・・・?ということは一回戦勝ったのか?

い〜や。一回戦で戦って勝利したわけではなく、当初の予定の対戦相手のパラワンが死去してしまったために不戦勝で勝ち上がったのだった。

この頃のヒルスちゃんは、まだまだ修行が足りん、という感じ。

 

 

次はティティウスVS「ルンピニーの喧嘩王(というより地蔵:by均さん)」ギデオン。

両者は、すでに24回大会で対戦しているが、この時はMAX塩と言っていいような最低試合でティティウスが判定勝ちしている。

今回の動画は、スペシャルマッチでの対戦。

 

ティティウスVSギデオン(動画)

 

 

ティティウスはすでに成熟完了。戦う姿勢は十分にある。

しかし、いかんせん絶対的なパワーに欠け、必殺のデスカルテット・ドリルストームで突撃しても、相手を倒すまでは至らず、反撃を受けて轟沈、というパターンが多い。

小さいのに勇気があり、私の中では評価は高い。

この戦いでも、ギデオンのインセクト・フォークリフターで挟まれ、長時間粘るものの、上の動画のラストシーンの体勢のまま判定負け。

うちのギデオンの場合、技を出すこと自体珍しいので、これは貴重な映像だ。(笑)

それを引き出しただけでもティティウスはえらい。

 

 

次は、最近のスペシャルマッチで大ブレイクした「地獄の番犬」リノケロスと、ヒルスの対戦だ。

「シロカブでも勝てるかもしれない相手」としてスタンバイさせられた地獄の番犬であったが、なかなかどうして。

この日、このヒルス戦をきっかけに、潜在能力が開花。

次々と現れる対戦相手を、ツインランサー&ツインランサー・ホイップ、ツインランサー・ドライブ、ケルベロス・リフトで片っ端から粉砕。

ヘビー級の相手が現れるまで、勝ちまくった。

この細身の身体のどこからそんな力が・・・・。

 

ヒルスVSリノケロス(動画)

 

ヒルスVSリノケロス その2(動画)

 

ハイパー化する前の地獄の番犬相手に善戦するヒルスちゃん。

ベラクルスの太陽・バーニング・ソラールで火の玉と化し、突進!!リノをのけぞらせる。

一気にトドメを刺せ!!アカプルコの黄昏・トワ・・・・・・・・

・・・・ツインランサーの直撃を受け、あわてて撤退。(ここまでが動画その1)

 

 と、思いきや、円を描き、また戻ってきて再度突進。

 しかしまたもやツインランサーの餌食となり、身体を浮かせられ、絞り上げられる。(動画その2へ)

 

 またまた撤退、と、思いきや、再び円を描き舞い戻ってきて突進。

 

 格闘技における究極の動きは、円運動だという。

 タンゴやワルツを踊るように、なめらかに円を描き、変幻自在に相手を襲う。

 三度にわたってリノを襲ったヒルスのこの技、名付けて地獄のタンゴ・白いつむじ風・ひとりジェットストリームアタック・タンゴ三兄弟(解説くどいって)  ウラカン・トリプル・ダンシング!!

 

 ええ、ええ。

 分かっていますとも・・・。

 「こりゃかなわん」と、リングを降りようとして降りられず、円を描いてもどってきたところでまたまたリノケロスと遭遇、また撤退しようとしたところ、降りられる場所が見つからず、三たび遭遇戦を行なうハメになっただけなんだけどね・・・・。

 両者を分けるタイミングが取れず、こんなことに。

 これで「もうイヤ!!」と、私の元からの脱走を決心したかな・・・。

 

 仕方がなかったんじゃ・・・。だって、自分で勝手にすばやく戻ってくるんだもの・・・・・。

 

 結局は顔面にツインランサーを受けて返り討ちに・・・・・・。

 でもよくやった。ようやくバトルっぽい動きができるようになってきたぞ!!

 

 

 次はティティウスVS「狂気の狂犬」ダールマンツヤクワガタを行ってみよう。

 

 ティティウスVSダールマン(動画)

 

 な、なんと、ティティウスちゃんが狂犬・ダールマンに勝利。

 す、素晴らしい。

 つの三郎ばりの大車輪ロボコンパンチ・ロボコニック・ストームが爆発!!

 小さいだけに回転が速く、さらに「子供のケンカ」度が高く、かわいい。

 

 そしてデスカルテッド・ドリルストームが炸裂!!

 火の玉小僧ともいうべき、ティティちゃんのど根性。美しい。

 

 急にやる気を失うダールマン。

 狂犬の気まぐれに勝ちを拾った感じだが、ティティちゃんの勝利には違いない。

 

 

 

 次はヒルスVS「黄金仮面」スペクタビリス。

 ラコダールそっくりの黄金仮面、ファイトスタイルもそっくりだ。

 アゴの形状を見ると、どうもこの形はバトル向きではないのではないかと思える。

 第8回大会のラコ様VSミヤマっちグレート戦でも、隙間が大きく突起が極端に少ないこのアゴは、不利に働いた。

 根元に内歯がなく、アゴとアゴの間隔も広いため、相手のアゴをとらえることができない。

 とらえたはずが、スカスカっと空振り、グレートの逆転を許している。

 

 しかし、このアゴ、対人間となると真価を発揮する。

 薄く三角にとんがったアゴ先の第一内歯は、小刀やカミソリのように肉を切り裂く。

 

 スペクタビリスは、SPマッチでタランドゥスと戦った際に、タラちゃんの拷問技・甲虫監獄ロック・スレイブ・プリズナーに捕えられて身動きできなくなったことがあった。

 タランドゥスの第一内歯は、釣りで使う針はずしのように、根元に円形のえぐれがある。

 そこで相手のアゴをとらえることができる。ダールマンやラコダール、スチーブンスの長歯型、もしくはカルコソマ類に対しては、ピッタリフィットして完全にロックしてしまうので、相手は全く身動きできなくなってしまう。

 フィニッシュの体勢は、初期のプライドで、アレクサンダー大塚が使ったダブル・アームバーに似ている形だ。

 

 モー虫タラちゃんは、ややパワーが低下しているので、相手のアゴを折ることは無いが、もし全盛期であれば相手のアゴやツノがぽきっといってしまっても不思議は無い技だ。

 

 話がそれたが、この技を解除する際に、スペクタビリスに二度やられた。

 まさにナイフかカミソリのような切れ味。すっと音もなく、指の皮の厚い部分に第一内歯が簡単に刺さっていく。

 これは対哺乳類としては最強の武器だ。ホーペイとはまた別の、鋭い痛みが走る。

 

 人間キラーの黄金仮面・スペクタビリスがヒルスちゃんを襲う!!

 

 ヒルスVSスペクタビリス(動画)

 

 

 「これは敵なのか?」と戸惑いつつも、断続的に、何度もヒルスちゃんの顔面に「肉を切り裂く」プログレッシブ・カッターを炸裂させる黄金仮面。(UPした動画はフィニッシュ直前。その前にもぬるい展開ながら何発かぶち込まれ、ヒルスちゃんはリングの端に追い込まれる。)

 

 しかし、ヒルスちゃんはくじけない。

 耐える!耐える!!

 出せ!!アカプルコの黄昏・トワイライト・ファンタジー!!(あっさり空振り)

 

 スペクタビリスが撤退開始。ティティちゃんに続き、ヒルスちゃんも初勝利!!!

 

 

 おお!!「たぶん全敗」の予想を覆して、二匹とも勝ち星を挙げたぞ!!

 この勢いで行け!!

 

 次はティティウスVS「凶悪なかぐや姫」ミヤマっちダークネス!!

 

 ダークネスは約65ミリの体長。去年のシーズンは65ミリ程度のミヤマクワガタでは、モー虫のリングには通用しなかった。

 しかし。

 ダークネスは一味違う。

 すでに3勝を挙げ、ミヤマによくあるモッサリ感はなく、動きがいい。

 ハイパー化したリノケロスに最も善戦したのが彼だった。

 

 ティティウスVSダークネス(動画)

 

 

ミヤマにも「投げ」はある。ダークネスの「22才の別れ」ダークネス・ブリザードが大爆発。

ティティちゃん、轟沈。

 

 

次のカードは、ヒルスVSダークネス。

ヒルスちゃんはティティちゃんの仇を取れるか?

 

ヒルスVSダークネス(動画)

 

 

先手を取ったのはダークネスだったが、体格・パワーが違う。

トワイライト・ファンタジー一発(当たってないが)で決着。

相手の技に耐え抜くことで勝機を見出すヒルス&ティティウス。

アッサリ系、飽きっぽい系の相手にはそれなりに通用するようだ。

 

 

次はティティウスVS「金色夜叉」ローゼンちゃん。

 

ヒルスを「ラーメンマンVSブロッケンマン」「ウォーズマンVSペンタゴン」を髣髴とさせる残虐ファイトでKOしたローゼン。

ティティウスにとって勝機は薄いと思われるが、ローゼンちゃんは気持ちの波が大きい選手。付け入る隙はあるはず。

 

ティティウスVSローゼン(動画)

 

 

いや〜ん。ギデオンを精神的に再起不能に追い込んだ必殺技・甲虫くぎ抜き地獄・ローズ・サイクロンが炸裂。

軽やかにティティちゃんをKO。

つ、つえ〜。

最近のローゼンちゃんは絶好調。ハイパー化したリノケロスをもヘルズ・カニレーザーでKOしている。

(リノケロスのアゴの間の頭盾をピンポイントで直撃、そのまま一気に押し込んで場外へ投げ捨てる、という奇想天外なフィニッシュ。)

 

 

そんでもって次は、ヒルスちゃんVS「喧嘩王」ギデオン。

カブ対決だが、モー虫のカブト対決はイマイチな結果に終わる場合が多いので、今回も期待はしなかったが・・・・・。

 

ヒルスVSギデオン(動画)

 

 

ギデオンに踊りかかるようにパンチを連打するヒルス。

しかし、ギデオンに反応なし。

「おや?敵だと思ってメッタ打ちにしたんだけど、コレ、地蔵じゃん。エヘ。バカなオレ。」

 

全く動かない相手に、「なあ〜んだ」とばかりに我に帰って、立ち去っていくヒルス。

 

コレはどうなの?ギデオンの勝ちなの?

決まり手は「メデューサの微笑み」エナジー・ヴォイドでいいかな・・・・・。

まさにエネルギーゼロの技。

 

 

そして、第10戦はティティウスVSオオクワガタマックスハート。

 

オオクワガタは強い。特に冬場、春先の他種の能力が低下している時期は、圧倒的に強い。

強すぎるので、スペシャルマッチではあまり出したくない。

クルーザー級の体格のオオクワガタ1号などは、ギラファっちフォルコメンハイトにすら、「あわや」というレベルまで肉薄することがあるほどだ。

 

マックスハートも強い。

完全に開花した彼は、26回大会でやすお1号、ローゼンちゃん、つの五郎、タランドゥスを次々と撃破、決勝戦に進出している。

ティティちゃんにとって荷が重い相手だが、さて、どこまで迫れるか。

 

ティティウスVSマックスハート(動画)

 

 

ティティちゃん、善戦(?)するものの、オリエンタル・スクレイパーでKO負け。

まあ、仕方がない。相手が悪かった。

 

 

 

ここからはおまけのスペシャルマッチだ。

(素直に「十二番勝負」にしろ、というみんなの声が聞こえる・・・・。)

 

掲示板での万さんの「ヒルス=レオパルドン」説には笑った。

似てるよ、似てる。

 

「レオパルドン」

漫画・キン肉マンに登場する超人の中で、最も「ショボい」印象を残した超人が彼だろう。

彼は「王位争奪戦」編に、キン肉マンビッグボディチームの次鋒として登場する。

見た目はいかつい。

ドイツ軍の戦車をイメージした姿。背中には巨大な砲塔が。右手にもカノン砲が。これで弱かったらどうかしている。

 

しかし。

その活躍はわずか数コマ。

先鋒・ペンチマンがフェニックスチーム先鋒・マンモスマンにKOされ、彼の出番は来た。

「次鋒、レオパルドン、行きます!!」グゴゴゴゴ・・・勢い良く立ち上がるレオちゃん。

次のコマ:マンモスマン「ノーズ・フェンシングー!!」   

       レオパルドン「ギャアーーーッ!!」

バタッ。         出番  終わり。

 

 ゆでたまご先生、ひどいよ。レオパルドンを考えた子供は、先週からわくわくして待っていただろうに・・・・。

 しかし、レオパルドンは、その圧倒的な弱さゆえに、強烈無比な印象を我々に残していった。

 

 先日、ネット上の「キン肉マン」の格闘ゲームを見た。

 なんと、レオパルドンが使えるではないか!!!!まじで!?

 コマンド入力で、あの砲塔も使えるではないか!!技もいっぱいある!!

 

 素晴らしい仕事。世の中には凄いヤツがいるもんだ。

 えびす顔でさっそくレオパルドンを使ってプレイ開始。

 

・・・・よええ・・・・。コレ、弱いよね・・・。

わしの下手さを差し置いてもコレは弱い。

「違うの使ったほうがいいんじゃないすか?」後輩のアドバイス。

い〜や、コレがいいんじゃ!

 

 

たしかにヒルスとレオパルドンは似ている。

見掛け倒しで、この上なくふがいない。

しかし、可愛くて、笑えて、放っておけない存在なのだ。

弱くてもいい。それでもお前は最高に魅力的だ。

 

 

その甲虫レオパルドン・ヒルスが、「絶対王者」・完全無欠の万能殺虫兵器・ギラファっちフォルコメンハイトに挑む。(無謀だって。)

万さんの書き込み(笑)が、即座に現実になりそうな予感・・・。

「次鋒ヒルスオオカブト行きます!」
「ウゴゴゴ」
「ギラファフェンシング(しょぼ)」
「ギャァーッ」みたいな(笑)

 

ヒルスVSギラファっちフォルコメンハイト(動画)

 

 

ちなみにこのフィニッシュ・シーンの動画は、実は5本目の動画だ。

エンジンが掛かりきらないフォルコメンハイト相手に、けっこう粘ったのだ。

前半はぬるい戦い。

なぜかヒルスはギラファ本体ではなく、ギラファの長い左のアゴに攻撃を仕掛ける。

 

相手が見えていないのか。

あのケンちゃんの「見えないスイング」オズマ・デモンストゥレイションを思わせる動き。

(まあ、正面から突っ込んで、タスク・クラッシャーでツノを折られるのを心配していたので、それよりはいいが・・・。)

 

ギラファもヒルスの変な動きに戸惑い、ちょっとだけ「まさか」の予感が漂う。

ギラファの戦績の中で、唯一の黒星・ケンタウルス戦の再現なるか!?

 

 

しかし、結局はその動きがギラファのソウルに火を点してしまい、甲虫絞首刑から、超高層リフトアップ&スラム 死の横バンジー 「悪魔の電気

椅子」ボルティング・チェーンソー(by万さん)の餌食に。

 それでもとび職人のような動きで最後は脱出、着地、場外KO負けは逃れることに成功。

 善戦した、といってもいいかもしれない。(期待値が低いだけに。)

 

 

 

 最後はティティウスちゃんVSリノケロスで締めよう。(凡戦なのでスルーも可。ここまで長いテキスト&多い動画で疲れたでしょう。笑)

 

 

 ティティウスVSリノケロス(動画)

 

 

 何かをする前に、アッサリとツイン・ランサーの餌食になってしまうティティちゃん。

 ケンタウルスもそうだったが、ティティちゃん、ヒルス、ギデオンなどのカブト類は、目が悪いんじゃないだろうか。

 相手を認める前にやられてしまった感じ。

ティティちゃんは極端な近接戦闘でしか力を発揮できないので、ロングレンジ戦闘を得意とする地獄の番犬には格好の餌食だったようだ。

 

 

シロカブ十番勝負・結果

 

第一戦 ヒルスシロカブト VS つの五郎       負け

第二戦 ティティウス VS ギデオン          負け

第三戦 ヒルス VS リノケロス             負け

第四戦 ティティウス VS ダールマン         勝ち

第五戦 ヒルス VS スペクタビリス          勝ち

第六戦 ティティウス VS ミヤマっちダークネス   負け

第七戦 ヒルス VS ミヤマっちダークネス      勝ち

第八戦 ティティウス VS ローゼンちゃん       負け

第九戦 ヒルス VS ギデオン              負け(?)

第十戦 ティティウス VS オオクワガタマックスハート 負け

 

おまけ 第十一戦 ヒルス VS ギラファっちフォルコメンハイト   負け

     第十二戦 ティティウス VS リノケロス            負け

 

 

12戦 3勝 10敗 KO勝ちなし(KO率0%)

 

ズバリ、弱い。

残念ながら「弱い」としか言えない戦績である。KO勝ちがないのも痛い。一時期のK−1武蔵のような成績。

今思えば、ケンタウルスは強かったのか・・・・。

しかしながら、彼らの開花は今、始まったばかりだ。

ローゼンちゃんのように、だんだん強くなっていくかもしれない。(その前に寿命が来そうだが・・・・。笑)

 

 

弱い。ふがいない。    だが、それがいい!!(原哲夫風)

ルデキングよりはいい!!ギデオンよりもいい!!カブ1号よりはいい!!(ムリヤリ評価)

成熟さえすれば、それなりの闘志を見せてくれるのだ。

けなげである。

 

高価で弱いので、バトル甲虫としてのコスト・パフォーマンスは、かなり厳しい。「う〜〜ん」と首を傾げてしまうが、その反面、愛玩対象としては満点の可愛らしさ。

しかもカブにしてはそんなに臭くないのだ。

 

 

十番勝負で「強さ」を検証するはずの企画の結論が、「可愛くて臭くない、だからいい」でいいのか、という疑念も残るが、これにてシロカブ十番勝負終了。

長いテキストにお付き合い下さって、ありがとうございました。

 

 

ヒルズよ。お前はモー虫の・・・・・・・・・やっぱりレオパルドン?

(いつものように締めようと思ったが締まらず。さすがヒルス。)

 

 

 

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