選手紹介 21

 

 

ビロウドの反逆児」「下克上の碧い風」「ザイールの光速戦闘機」ポリフェムス・オオツノカナブン

体長:68ミリ  必殺技:「マサイのさすまた」カナブニック・ジャベリン

               「狂気の芳香」アオジロック・ディープ・フレグランス

               「超光速ムーブメント」ライトニング・ムービング

               「消える魔虫」デッドエンド・フライト

 

Dr.獣蔵「・・・・・きたか。

      まっておったぞ。コーモン大公。

      例のヤツは持ってきたんじゃろうな。」

 

コーモン大公「グワーーーーーーッハッハッハッ!!心配するな、

Dr.獣蔵よ。

       今までのカブト・クワガタよりもはるかに強力な戦闘甲

虫。

 

       あの昆虫王国・暗黒大陸アフリカで、カブト・クワガタを皆殺しにし、その生態的地位を奪ったという恐るべき戦闘種族。約束通り持参したぞ。

 

 

 

       Dr.獣蔵よ。これがあれば、もはやモー虫戦士など恐る

るにたらん。

 

       いでよ!!戦闘獣・ポリフェムス!!」

 

 

戦闘獣 ポリフェムス 「ピギャアアアアアアアアアアン!!」ババババー!!バリラリ〜ラバリラリ〜ラパ〜ラパ〜ラ(「空飛ぶ機械獣」のテーマ)

 

 

あしゅら男色「・・・・・・おおおおお・・・・・・素晴らしい!!これなら、セレベス・ブラックテラーですら敵ではない!!」

 

ブロッケン生尺「・・・・・恐ろしい・・・こんな巨大なコレは見たことがない!!こいつにだけは遭遇したくない、と思わせる、まさに地獄の使者!!」

 

 

コーモン大公「ポリフェムスは、カブト・クワガタどもの進化のはるか先にいる優等種族なのだ。どうだ。これなら簡単に、たこつぼ研究所を制圧することできるだろう。」

 

あしゅら「グフフフフフ・・・・ホーッホッホッホッ・・・・たしかに・・・。

 

このフォルム、輝き、毒ガスというケミカル兵器まで備えた特殊能力。その上、国内種では致命的な弱点であった身体の小ささをも克服し、もはや完全無欠ではないか。

すばらしい・・・。

     Dr.獣蔵、その役目、この私にお与え下さい。」

 

Dr。獣蔵「よし!!行け!!あしゅらよ!!

      たこつぼの住人どもに、ポリフェムスの恐ろしさを存分に思い知らせてやれい!!!」

 

あしゅら「ハハーーーーッ!!」

 

 

あしゅら「いけい!!ポリフェムスよ!!

     たこつぼのカブト・クワガタどもに優等種・カメムシの実力を、カメムシがカブトほどデカかったらどれほど恐ろしいかを、骨の髄まで教えてやるのだ!!」

 

ポリフェムス「・・・・・・・・・・・。」

Dr.獣蔵「・・・・・ちょっと待て・・・・。言っておくが、ソレはカメムシじゃないぞ。・・・・・・」

 

あしゅら「え?違うの?」

 

 

 

 

 モー虫クワリウム・たこつぼの里に、巨大カナブンが降臨!!

 

 巨大なツノカナブンの実力は実際どんなものなのか?

 

 「ザイールの超光速戦闘機」は、カブト・クワガタを蹴散らして、下克上の嵐を巻き起こすことができるか!?

 

 

 

 

 

「虹色の最終兵器」「戦う南十字星」「たこつぼの殺虫オーロラ」ニジイロクワガタ・デスギガス

体長:62ミリ  必殺技:虹色の絞首台 ファンタジックV

      逆転の殺虫アッパー  ウイニング・ザ・レインボー

 

 

甲歯力研究所にて。

 

弓教授「ボス君、きたまえ。マジンガーのパワーアップに合わせて、君にも新ロボットを用意しておいた。」

 

ボス「ほ、ほんとですか!!オレに新ロボットを!?」

 

ムチャ「よかったですね、ボス!!」

ヌケ「新ロボット〜!!よかったデスね!!」

 

ぬこぬこ博士「ソレ!!こいつがおぬしの新ロボットじゃ!!」

 

♪♪ババババーーーーーー バアーン パララッパララッ  プップーププププープップーププー(「海底要塞サルードのテーマ」)

 

幕が落ちて、中から姿を現す、普通のより1,5倍デカいボスボロット。

 

もみもみ博士「どうじゃっ!!ニューボスボロット、名付けてゴッド・ボスボロット!!!」

 

ヌケ「でけえ・・・でけえ〜・・・!」

 

ボス「・・・なんかあんまりうれしくないんだけど・・。見た目カッコわるいままだし・・・。デザイン変えてほしかったような・・・。」

 

 

ムチャ「これなら、コーモン大公の妖外国産甲虫ともたたかえるってもんだ!!」

 

しこしこ博士「いや、それは無理。」

 

ボス「え?無理って・・・・。」

 

しこしこ博士「いや、ただ大きくなっただけだから。」

 

ボス「え?超合金Zでできてんじゃないの?」

 

もみもみ博士「いや、普通の材質じゃ。」

 

ボス「・・・新兵器は?光子力ビームとか。スクランダーとか。」

 

ぬこぬこ博士「いや、ないよ。従来通りの武装と駆動方式じゃ。」

 

睾痔クン「よかったなボス!!」

 

弓教授「でっかいことはいいことだ!!」

 

ボス「・・・・・・・・・・・・」

ムチャ「・・・ソレって弱くね?」

チロー「・・・・なんか意味無いような気がするのはボクだけかな・・・・・。」

 

 

 

 モー虫たこつぼ選手権に、史上最大、しかも隔絶して最大のニジイロクワガタが参戦!!

 

 その名はニジイロクワガタ・デスギガス!!

 

 七色に輝く死の巨人が、モー虫クワリウムに巨大な虹をかける!!

 

 と、いきたいところだが、いくら大きくたってニジイロクワガタであることには変わりはない。

 しかも62ミリといっても、他種のクワカブから見れば全然普通の体格でしかない。

 

 ニジイロクワガタが60〜70ミリの他種を真に圧倒するには、100ミリくらいは欲しいところだ。

 というか、根本的にニジイロという時点で通用しないような気もしないでもない。

 ニジちゃんはとってもやさしい、平和的なクワガタなのだ。

 

 ゴホンヅノカブトなんか、いくらデカくても圧倒的に弱いし・・・。

 

 よく考えると不安が高まるばかりだが、個人的には思い入れが深いだけに頑張って欲しい。

 

 行け!!デスギガスよ!!

 国産カブばりの必殺アッパーで、他種を圧倒せよ!!

 おまえが王者になれば、それは快挙だ。

 

 奇跡のたこつぼ制圧・ニジイロ政権樹立を、このオレの目に見せてくれ!!

 

 

 

 

「白い騒音オバサン」ヒルスシロカブト めす

 体長:うろおぼえ  必殺技:死の強制お引越し メガハウリング・ブルドーザー

 

 

もみもみ博士「ジュンくん、君にも新ロボットを作っておいたぞ!!」

 

炎ジュン「・・・・私に?・・・・・いや、いいです、いらないです。」

 

ぬこぬこ博士「なにを遠慮しておるんじゃ!!遠慮は無用じゃ!!」

 

炎ジュン「いや、遠慮じゃなくって、マジでいらないし。」

 

 

しこしこ博士「(無視して)見よ!!これがジュンの新ロボット・グレート・ビューナスAじゃ!!」

 

かかっていた幕が落ちる。

♪ババババーーーーーー バアーン パララッパララッ  プップーププププープップーププー(「海底要塞サルードのテーマ」)

 

幕が落ちて、中から姿を現す、黒いシロカブトのめす。

 

 

チロー「なにコレ・・・・。ふつうの国産カブトのめすじゃね?」

ボス「・・・・どのへんがグレートなの?」

 

ぬこぬこ博士「貴様ら!!何いってるんじゃ!!!これは国産カブのめすじゃない!!」

しこしこ博士「よく見んか!!」

 

チロー「・・・・アトラスのめす・・・?」

ボス「・・・・ギデオン・・・?」

 

もみもみ博士「ばかもの!!お前たちの目は節穴か!!」

 

しこしこ博士「国産カブのめす=200円、下手すれば100円・・・・。

       アトラスめすだって480円〜150円!!

   

       こいつはそんな安物じゃない!!」

 

ぬこぬこ博士「こいつの値段は3,800円!!」♪♪バリラー!!バリバリラー!!(効果音)

 

 

ヌケ「・・・・・こいつが3,800円にゃのか・・・・」

ボス「今、モー虫にいるほとんどの選手より高いじゃないのさ!!」

ムチャ「きっとアレだ!!」

 

 

チロー「アレって?」

 

ムチャ「・・・・・・恐ろしすぎてここじゃあ言えねえ・・・・。(汗が頬を伝う)」

 

 

チロー「ムチャさん!!言ってよ!!言ってよ!!気になるよ!!」

 

 

ムチャ「・・・・・・・・いいのか?・・・聞いて気絶するなよ・・・・・。

 

   こいつはアレだよ!!口にするのもおそろしい!!

   きっと、3,800円でペアの幼虫を買ったんだ!!

 

    ・・・・そして!!・・そして!!!

うわああああああああああああ!!!!恐ろしい!!!

考えたくない!!」

頭を抱えてうずくまる。

 

 

 

チロー「そして!?そしてどんなったんだよ!!ムチャさん!!」

 

ボス「・・・・・・わかったぞ!!

   きっと・・・・・めすしか羽化しなかったんだ!!!!!!」

 

ドドーーーーーーーーーーーーン!!(画面暗転)

みんなの顔、黒目がなくなり白目になる画面効果。

♪♪パッパパッパパーバババンバババン・・・・

 

 

炎ジュン「いらないっ!!いらないってば!!そんなのいらない!!!頼んでないし!!!」

 

もみもみ博士「ジュンくん!!なにを言うんじゃ!!3,800円じゃぞ!!」

しこしこ博士「シロカブトじゃぞ!!かつては高級種のヒルスじゃぞ!!」

 

ジュン「・・・でも、めすしかいない・・・・。白くないし・・・・。」

 

しこしこ博士「うっ!!そ、それはジュンくんの肌の色に合わせたんじゃ!!」

 

ジュン、うつむいて唇を噛む。「・・・・・ひどい・・・・!!」

 

 

ムチャ、頭を抱えてうずくまったまま、ガタガタ震えだす。「・・・・・・違う・・・きっと違うんだ・・・」

 

ボス「どうした、ムチャ!!」

 

ムチャ「・・・・・・さらに恐ろしい考えが、頭から離れないんだ・・・・。」

 

チロー「ヒルスのめすしか羽化しなくて、しかも3,800で、おすは死んだっぽくて、しかもシロカブなのに黒くて・・・・

 

    ムチャさん!!教えてよ!!それ以上恐ろしいコトって!!

    もうすでに十分すぎるほど恐ろしいのに、

    それ以上恐ろしくて残念なコトって、ありえるの?考えられないよ!!」

 

 

シ〜〜〜〜〜〜ン。静寂が研究所をつつむ。

 

ムチャ「・・・・・・・コレは黒いシロカブなんかじゃない・・・・・・。

    コレはアトラスなんだよ!!!!つかまされたんだよ!!!

アトラスのめすなんだよ!!!

うわああああああああああ!!」走って部屋を出て行く。

 

 

ジュン「・・・・いやよ!!ヒルスのめすだっていやなのに、アトラスのめすだなんて!!私、乗らないからね!!」

 

 

 

ポリフェムス!!ニジイロ軍団!!ラフェルト!!セアカ!!フルストルファー!!

戦うための武装を満載した戦闘獣(ヘタレだが)が群がるたこつぼに、

まるごしのおばさまが降臨!!

 

クイン・スター!!イン!!

 

ビューナス・エース・ゴー!!「いくわよ!!」(ここだけおばさま声)

 

♫♫おまえっは〜  あくうま(悪魔)〜  地獄のお〜  つかああい(使い)〜

 

 輝く街を 火に染めて〜  緑の森を〜焼き尽くす〜 (挿入歌「ビューナスAのうた」)

 

 

暗い出生の秘密を胸に秘め、ヒルス(?)はいく!!

 

牙を失った豚どもよ!!はいつくばって私の靴をおなめ!!!

 

 

 

 

 

「戦場の裁判官」「荒ぶる割りばし」フルストルファーノコギリクワガタ

 体長:58ミリ 必殺技:さいばし地獄 チョップスティック・オルガナイザー

 

 

彼はたこつぼの平和のリトマス紙としてやってきた。

 

 「たこ飼い」の楽しみとは何であろうかと考えたとき、それは「箱庭」作りの楽しさであることに気づく。

 

バラエティに富んだ種類が、それぞれに関わり合いながら「箱庭」で活動するのを、ダイバーが珊瑚礁の生き物たちを観察するようにながめる。

それが楽しい。

 

「たこつぼ選手権」スタートからずっと、怪我人ゼロ。

ヘタレてしまった選手を中心に投入したせいだろう。

最もおそれていた事故、怪我は今のところ起きていない。

しかも、ドルクスであるアンタエウスは王者になってたこつぼを去った。

 

 

コレは行けるんじゃね?

欲が出る。

 

珊瑚礁には、マンタ(ダイバーあこがれの魚・イトマキエイね)だけがいればいいか?

ナポレオン・フィッシュや、チョウチョウウオのような大型〜中型の魚だけがいればいいか?

 

い〜や、それではつまらん。

 

エビやカニ、タコやイソギンチャク、クマノミやタツノオトシゴなど、バラエティ豊かな脇役がいなくては、その楽しさも半減だ。

 

みんなの子ども時代のクワリウムにも、きっとコクワガタやアカアシクワガタ、小型のノコや、シロスジカミキリなどがいたはずだ。

 

 

ここはコクワガタを投入したいところだが、今の季節は入手困難。

それに国内種であるコクワより、選手権のテーマにふさわしい外国産をセレクトすべきだろう。

 

 

そこで白羽の矢が立ったのが、この男。

 

フルストルファーノコギリクワガタだ。

 

戦闘力は期待できないが、はっきりと小さいだけに、ラフェルトなどを相手に、まともに戦うことは避けてくれるだろう。

 

コクワのような強靱な鎧がない分、不安は残るが、思い切っていってみよう。

 

頼むぞ、フルストルファーよ。

 

 

「たこつぼの裁判官」が、「真の平和」の試金石として、たこつぼに降臨。

 

もし、つつがなく過ごせるようなら、さらなる小型種の投入を実行する予定。

 

 

 

 

 

  と、ここまで選手紹介用に新たなテキストを書き下ろしてきたが、ここで力尽きるオレ。

  しかも、わざわざ書き直しているのに、読むほうが恥ずかしいようなバカ話に終始。

  さすがオレ。

  以下5選手はたこつぼ選手権用・新選手紹介文を流用。お許しを・・・・。

 

 

 

 

潜航するダブル・トマホーク  プラティオドン・ネブトクワガタ

  体長:40mm台  必殺技:血に染まるふたつ星 トゥインクル・トマホーク

 

 ついにモー虫にもネブトクワガタが登場。

 たこつぼ選手権がなければ、きっとネブトクワガタがやってくることもなかっただろう。

 

 しかし、彼はやってきた。

 

 本当は教授の家に来た「最強ネブト」クウランネブトが欲しかったが、売っているのすら見たことがない。

 まだ未来日のネブト、どんなものなのか、この目で確かめたみたい。

 

 ネブト来日の千載一遇のチャンスが来た。

 

 たこつぼ選手権にやってきた、樹液に潜航する、ダブル・トマホーク。

 実はかなり兇暴、という説もあるプラティオドンネブトの実力はいかに。

 アゴの根元に輝く、二つの星が血に染まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美田の守護者  クルビデンスオオクワガタ

  体長:62mm  必殺技:七鍵守護神 クルビデンス・カッター

               幻の甲虫水車 クルビデンス・スクリュー

                                                                

 ドルクス不在が生んだ闘争の無風地帯。

 

 それはそれでいいのだが、あまりにぬるすぎる展開は、ドラマ的には盛り上がらない。

 

 韓流ドラマでは、しょっちゅう主人公が交通事故で記憶喪失になる。

 その上、かなりの確率で白血病になる。

 

 恋人が出てきて、やけに幸せな状態の回があったら、それは要注意だ。

 まずまちがいなく、次回放送で恋人は死ぬ。

 

 その幸せは、次に来る不幸のためにのみ、用意されているのだ。

 小山ゆうの漫画にもそれは言える。

 

 これでもか、これでもかと襲い来る不幸の嵐。

 普通、こんなことないだろ、と言いたくなるような不幸の連鎖。

 

 決して、物語中で宝くじが当たることはない。恋人と満ち足りた状態で毎回いちゃいちゃするドラマもない。

 幸せな日々を延々と描くドラマはない。

なぜなら、それは視聴者にとって、あまりにつまらないからだ。

 

動物の可愛らしさを描く動物映画とて、主人公をいつまでも幸せにはしておかない。

必然性もなくハコに入って川に流されたり、南極に置いてけぼりにされたりする。

                                                    

 

 

 ひたすら「王者なし」のシリーズが続くのもいかがなものか。

 そこにドラマはない。

 

ひたすら続く平和な日々を打破すべく、クルビデンスがやってきた。

 

 コブラが、ドルクスの圧倒的な地力の強さを改めて示したこともあり、62ミリと控えめなサイズ。

 

 しかも、後食は始まっているものの、未成熟で戦わない個体だ。

 

 それはドルクス時限爆弾。

 

 

 彼はいつ目覚めるのか。そして、目覚めたとき、たこつぼを支配することができるのか。

 

 そのとき、昆虫ノートで炸裂したまぼろしの技・クルビデンス・スクリューは炸裂するのか。

 

 バナナが林立する美田はオレのものだ!!

 

 

 

 

たこつぼの黒いなまはげ  タウネスヒラタクワガタ

  体長:52ミリ  必殺技:泣く子はいねが  ゲルググ・イネーガー

 

 泣く子はいねが〜。 おやの面倒見ね嫁はいねが〜!!

 

 某秋田地方に伝わる伝統芸能・なまはげは、まじでトラウマになる恐怖を、子供たちに運んで来るらしい。

 

 泣く子はともかく、現代において親の面倒云々はまずくはないか。

 訪問先で気まずくなったりはしないか。

 

 

 たこつぼを、なまはげ級の恐怖が襲う。

 

 オオクワガタであるクルビデンスに続いて、ドルクスの真打・ヒラタであるタウネスヒラタが来襲!!

 

 彼もまた、後食済みかつ未成熟な、戦わない個体。

 しかし、成熟後は間違いなく戦うだろう。

                                                    

 が、事故や怪我は避けたい、

 それゆえに、サイズはきわめて控えめの52ミリ。

 

 鬼の角のような、まっすぐ伸びた特異な形状の大アゴを持つタウネスヒラタ。

その実力は、その体格差をおぎなう程のものなのか?

 

 

 なまはげの語源は、あまめはぎ。怠け者の足の裏にできる「あまめ」を包丁で剥ぎ取りにやってくるらしい。

 

 戦いを忘れたたこつぼの甲虫たちの「あまめ」を剥ぐため、やつはやってきたのだ。

 

 

 

 

恋のビブラフォン  ビブラギアトゥス・ノコギリクワガタ

  体長:すげーちび  必殺技:地獄の大介・花子  マイクロ・ニッパー

 

 

 小さい・・・・・。

 激しく小さい・・・・・。

 

 しかも短歯。

 王者になる可能性は全くない。

 

 フルストルファーの健在を受け、さらなる可能性を追求すべく、彼はやってきた。

 

 「まじ・・・・・今度こそ死者が出るって・・・・・」

 そんな声が聞こえる。

 

 しかし、実は体格差が極めて大きい場合は、バトルは起きないのだ。

 

 小さい方は戦いを避けて早めに逃げるし、大きい方は極端に小さいヤツを最初から相手にしないのだ。

 

 

 彼の模様入りの可愛いその姿は、きっとたこつぼに彩りを添えてくれるだろう。

 

 彼には、特別に彼女も付けてやった。

 

 夫婦仲良く、たこつぼに愛の園を建設する。

 そのとき、彼は真の意味での勝利者となるだろう。

 

 

 

 

イリヤンジャヤの真珠  パプアキンイロクワガタ

  体長:ちいさい  必殺技:極楽シザース  パフパフV

 

 いや、オイオイ・・・・いくらなんでもこいつはマズいだろ・・・・・・。

 

 間違いなくすぐに殺られるだろ・・・・・。

 

 みんなの心配する声が聞こえる・・・・・。

 

 たらさんもお気に入り、全クワガタ中でも、1・2を争う愛らしさのパプキンが、たこつぼ選手権に参戦!!

 

 

 無謀すぎるその冒険の愛らしき主人公は、その死をもって、このモー虫HPに「厨サイト」という烙印を押すことになるのか?

 え?すでに厨サイトだろって?

 ええ、まあ、そうですがね・・・・・。

 

 

 効果ゼロ、逆にこそばゆい必殺のはさみ技は、ドラゴンクエストにおけるパフパフのような気持ちよさ。

 

 そして、彼は、たこつぼにおいて、意外な行動をとるのであった・・・・・・。

           

 

 

 

 

 

 

 

 

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