選手紹介28

 

美しき魔剣士  アマミっちレモネード

        必殺技:天地返し ダイナミック・ワインダー

            広角殺虫バイス グランド・クロス

 

 アマミっち軍団の次鋒・レモネードが覚醒。

 36回大会のTOPには「剛力コッテ牛」と書いたが、どうもそんな垢抜けないキャラ立ちではない。

 美しい。

 凛々しい。

 

 スマートで、都会的で、ニヒル。

 こいつはコッテ牛などではない。

 

 水もしたたる色男。

美剣士だ。

 名古屋三左のような色悪だ。

 

 クワガタの常識を越える異常なまでに広がる凶悪なアゴ。

 超ワイドレンジをカバーするグランド・クロスは攻守一体の技。

 

 さあ、行け!アマミノコギリクワガタが覚醒したとき、どれほどに強いか、天下に示すときがきた!!

 

 

 

 

 

金色の月光獣  モセリオウゴンオニクワガタ

       地獄の月光浴 ムーンライト・セレナーデ

       幻影流砂陣  サンドストリーム・イリュージョン

 

 モーちゃんも覚醒!!

 といっても単に後食をはじめただけで、ガンガン戦うようになったわけではない。

 

 ローゼンちゃんたちの過去のデータを見るかぎり、後食を始めてから真の実力に目覚めるまで、かなりの時間が必要と思われる。

 

 

 

 とりあえず、「参加することに意義がある」オリンピック精神で、しばらくは乗り切っていこう。

 

 とっても高級で、いまだ甲虫バトルの媒体に登場していないモーちゃんが、タカハシさんの好意によって参戦する。

 

 それだけでも意義がある。それに、オウゴンオニであるモーちゃんは、成熟後に強くなることも期待できる。

 そして、とりあえずとてもかわいい。それで許して欲しい。

 

 

 ローゼンより淡い黄金色のモーちゃんが走る。

 流砂のようにさらさらと、流れるように対戦相手の前から去っていく。(オイオイ・・・)

 

 

 

 

 

奮戦する精密機械 ミヤマっちザビタン

         必殺技:奇跡の牙 ガルーダ・クロー

 

 モー虫名物・「強いミヤマ」がやってきた!

 65mm以下の中型個体ばかりだが、ミヤマゆえにバカにはできない。

 

 あの、「凶悪なかぐや姫」ミヤマっちダークネスも65mmくらいの選手だったのだ。

 

 ザビタン、イビル、ガブラのミヤマ三銃士は、やってくるなりモー虫ライト級の選手を総ナメにし、ミヤマの優位性を証明した。

「ライト級では、我々の相手にはならん!!ミドル級でいかせてくれないか。」

 

 ザビタンも戦闘意欲は抜群。燃えるミヤマ軍団が、体格差を乗り越えてモー虫ミドル級に嵐を呼ぶ!!

 

 

 

 

火の玉小僧  ミヤマっちイビル

       必殺技:邪悪の牙 イービル・ギャリバー

 

 さあこい。デカブツどもよ。

 この火の玉小僧が赤っ恥をかかせてやろう。

 

 小さなミヤマにひねられて、自信喪失するがいい。

 

 ミヤマのキモはコンディションだ。

 コンディション次第で、強くも弱くもなる。

 

 初期モー虫の、名も無き中型ミヤマたちはワイルドで交尾済みである上に、長い輸送でコンディションが落ちていたのだろう。セアカっちやリノケロスにも全く歯が立たなかった。

 しかし、土中から掘り出された新成虫だったダークネスは、驚くべき力を発揮した。

 

 「ミヤマよえ〜」「ミヤマつえ〜」という意見は両方とも正しいのだ。

 全盛期のミヤマを見ることができた者は幸運だ。

 その「凄く強い時期」は一瞬のうちにすぎていく。

 

 それ以外の長い時期、成熟待ちのミヤマ、晩年のミヤマは恐ろしく弱い。

 大きくてもダメだ。

 そのミヤマの活動期間の大部分を占める「弱い時期」のミヤマこそが、一般のミヤマのイメージなのだろう。

 ミヤマっちグレートの強さを見よ!!「強い時期のミヤマ」は、ダイオウを、リノケロスを、ブケットを、アマミノコを、そして大型のワラストンをすら撃破することができるのだ。

 

 このイビルさまもコンディションはいいぜ!!

 山椒は小粒でもピリリと辛い。

 

 このイビルさまが、辛くて苦い汁をおまえらに吸わせてやるぜ!!

 

 

 

 

 

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