選手紹介 26
今回はMKOCからの派遣選手(!)2名を紹介しますぞ!!!
ニルギリの甲虫大帝 ブルマイスターツヤクワガタJr
必殺技:王家の紋章 マハラジアン・スタンパー
伝家の宝刀 マハラジアン・エクスプロージョンドライブ
あの、MKOCから、ツヤの最高峰・ツヤの王様・ムシキングで強さ180の甲虫大帝・ブルマイスターが襲来!!
ま、ま、ま、ま、まじですか・・・・・・・。
次々にわしを襲う幸福の嵐。
「オオクワ送ります」「兄弟で一番小柄な選手の派遣をお願いします。くれぐれも1匹でお願いします。」
とのやりとりだったが、やってきたのは・・・・・・・。
ほげー!!うわらば!!いってれば!!たわば!!
こ、こいつはあの王様だ!!
き、均さん・・・・・(涙)。
夢か幻か・・・甲虫大帝が、MKOCからモー虫に飛来!!
タカハシさんの時と同じだ・・・・驚きと喜びのダブルパンチ。おお・・・わしの仲間はなんでこんなに素晴らしいひとばっかりなのか・・・・・。
むしさんすきすきのMKOC賛歌・「ウルトラの星光る時」で書いた通り、わしは均さんが大好きだ。
本来なら、わしが均さんにプレゼントをせねばならぬところなのに、均さん・・・・・・(涙)。
そしてこのブルマイスターは、忘れもしない、モー虫の黎明期にMKOCで大活躍した、あのブルマイの子供なのだ。
黎明期のあの日々がなければ、MKOCと均さん、そして、教授、万さん、クワさん、2ちゃんで応援してくれた人たちがいなければ、モー虫はとっくになくなっていたことは間違いない。
外国産甲虫を飼った経験も浅く、知識もなく、その上、「亡国の道具」「百害あって一利なし」という認識でもってパソコンに背を向け、まともに使ったことすらなかった私は、すぐにモー虫を投げ出していたに違いない。
それが今日まで続き、甲虫好きの中では肩身の狭いカテゴリー・甲虫バトルを愛するひとたちの集いの場として存続しているのは、誰もいなかった掲示板に、万さんが、教授が、そして均さんが来てくれたからなのだ。
ブルマイスターよ。
お前の父は、強かったぞ。
「弱い弱い」「見掛け倒し」「本当に弱い」と言われ、甲虫バトルの元祖、バイブルとも言える虫王本で「強さ38」という最低評価だったブルマイスター。
「強さ38」は、エラフスホソアカクワガタやニジイロクワガタ、ルデキングツヤクワガタの下を行き、それより低い評価の虫は、ノコギリタテヅノカブトやケンタウルスなど、わずか数頭しかいない。
さらに、「気性 10(100点満点でね・・・)」は、あのエレファスゾウやニジイロの下を行き、それより低い評価はケンちゃんの「9」しかない。
ま、まじで・・・。ムシキングだと強さ180なんだけど・・・・。
そんな世評を吹き飛ばす、均さんのブルマイの登場は衝撃だった。
ミンダナオヒラタを頭越しにぶっ飛ばし、http://r14.bannch.com/bs/BBSres/28850/4591055(リンク・MKOC動画館 ブルマイVSミンダナオ&アンタエウス)
アンタエウス、アルキデス、スマトラヒラタ、ホーペイオオクワガタらを撃破、もしくは撤退させ、インターメディアを激闘の末、リング外に追い落とす。
しかも、その相手のほとんどが、ブルマイスターよりはるかに大きいのだ。
後年、Chalres-WatsonさんのB−B!においてもブルマイスターの強さが証明されたが、実はブルマイスターは強いのだ。
その息子であるお前には、Jrの名をあえて付けよう。
モー虫初登場の虫には、セカンドネームが付かないのが定例だが、お前の父が私にくれた喜びと驚きに敬意を表して、お前を「あいつの息子」と呼ぶことにしよう。
「ベルリンの赤い雨」ブロッケンJr.のように、「テキサスの荒馬(テリーの成長後は“グレート・テキサン“)」ドリー・ファンクJr.のように、父の夢と、ファンが抱く思い出と幻影を背負い、お前は戦うのだ。
しかし、新成虫のブルマイJrが始動するのはまだ先だとは思われる。
デビューが待ち遠しいが、ここは黙って待つとしよう。
結構活動的なところを見ると、案外早く目覚めそうな気もする。
アマミントが、セアカっちビクトリームが、到着してすぐに目覚めたように・・・・・。
均さん、本当にありがとう・・・・。
地獄の天使 国産オオクワガタ・キンタロス
必殺技:極太の斧 デンガッシャー・オーラアックス
拷問足柄山 デンガッシャー・デンロック
ヒグマ落とし デンガッシャー・ダイナミックチョップ
MKOCの歴史を彩ってきた、キラ星のごとき天使たち。
そんな均さんの天使たちの中から、キンタロスがやってきた。
その体長、70mm。
兄弟の中で、一番小柄な選手を派遣してくれるように私が頼んだのだ。
モー虫ミドル級に参戦するのに、最もいい体格である。
言うまでもなく、ほぼ同体格での戦いとなれば、国産オオクワガタは強い。
個人的にはほぼ最強に近いのではないかと思っている。
モー虫ミドル級は、70mmを基本に、その種の能力や体重を勘案して、なるべく有利・不利が生じないように選手選択をするようにしている。
身体の構造が頑強で、体重も重いドルクス族・オオクワガタ・ヒラタクワガタは小型の個体を、身体が細く、体重も軽いツヤやノコ、フタマタは大きめの個体を選ぶ。
目覚めを待つ、キンタロス。ゴツい大アゴ!!
シェンクリング、セレちゃん、マックスハート、若い頃の国産オオクワ1号を見ると分かるように、それでもオオクワやヒラタは強い。
71mmを越えてしまったドルクスたち、ホーペイを始め、初代パラワンや、二代目セレベスは圧倒的な強さを示し、ミドル級相手にはほぼ無敵。
70mmの国産オオクワ1号もトップコンデンターに君臨し、60mm前半に過ぎないマックスハートですら、全盛期には恐るべき番狂わせを連発した。
ホーちゃんや、二代目のクルーザー級セレちゃんのように、圧倒的に強くては面白くない。
私が求めるのは、ドラマチックな戦い、攻防がある戦いである。
70mmのキンタロスは、きっとドラマチックな活躍を見せる選手になるだろう。
国産オオクワ1号は、もはや往年の力はない。
番狂わせ製造機で秩序破壊兵器であったマックスハートも、ふせつを1本失い、斜陽の時に差し掛かりつつある。
キンタロスよ。
お前は、私の前に、最高のサイズで最高の時期に現れた奇跡の天使だ。
週間プレイボーイで連載される「キン肉マン」の続きの物語「キン肉マンU世」。
マックスハートが「奇跡の逆転ファイター」キン肉マン、キン肉スグルなら、お前は「キン肉マンU世」キン肉マンタローだ。
お前の目覚めはまだまだ先のことだろう。
そのリングでお前を待つライバルは誰か。
お前がつむぐ、戦いのドラマを、今はただ待つとしよう。
大いなる期待を持って。