選手紹介(3年目突入記念企画トーナメント出場虫)
5月下旬、ひさびさに行われた第35回大会。
モー虫の原点に戻って、ミドル級レギュレーションに則って行われた。
5月半ばまで、モー虫ミドル級は非常に選手層が薄い状態であった。
戦える状態にある選手は、国産オオクワガタ・マックスハート、マレーヒラタ、国産オオクワガタ1号のみ。あとは反戦平和主義者のアンタエウス・コブラ、ラフェルト殿下、ポリフェムスツノカナブン、ローゼンちゃん、ニジギガス、コーカサスに心を折られてしまったダールマン・マードック。
これでは大会にならない。
そんな中で、ひとつの出会いが私に訪れる。
ショップで大きなエラフスホソアカクワガタを見つけたのだ。
「買いたいけど、買っても戦わせる相手がいないよな・・・」と一度はあきらめた私だったが、どうしてもその実力を知りたいという衝動をおさえきれず、結局数日後にふたたびショップを訪れて招聘してしまう。
その時、「エラフスの相手に」と、スチーブンスツヤクワガタも購入した。
初代、二代目と、猛烈な弱さを発揮したスチーブンスなら、エラフスの相手にちょうどいい。
グランプリを行おう。
ひさびさにそんな気持ちになってきた。
しかし、このメンバーではまだ弱い。
テコ入れが必要だ。
戦意が高い虫を入れないと、塩試合大量生産ということになる可能性が高い。
セレベスオオヒラタ。ギラファノコギリクワガタ。国産カブトムシ。
過去のモー虫で、その実力は証明されている虫たちを招聘。
タイワンオオクワガタ。ビソンノコギリクワガタ。
前者は鈞さんのMKOCで、後者はジローさんのトーナメントで、とんでもないファイトを繰り広げたイチオシの、「まだ見ぬ強豪」である。
35回大会は面白かった。
ひさびさに私の心に火を付ける、燃える戦い模様が見られた。
そして・・・・・。
迎える36回大会。
勇者・タカハシさんが送ってくれた箱を開けた私は、驚愕し、狂喜乱舞する。
「すげえ!!2周年記念企画はコレで決まりだぜ!!」と思ったのは言うまでもない。
タカハシさんが派遣してくれた超豪華な選手団の中から、すでに出場が可能なミドル級6選手、ヘビー級2選手をGPにエントリーする。
以下に、出場選手を紹介し、大会へ向けての寸評を付ける。(赤字 新選手および選手紹介で未紹介の選手。青字 紹介済み選手)
さて、2周年記念大会を制するのは誰か!?
ミドル級GP出場虫24選手
タラの穴 ミドル級 選抜6選手
「甲虫発電所」タランドゥス・エクスペリメント
必殺技:大地の怒り ギアナ・インパルス
裁きの斧 トマホーク・クローザー
甲虫獄門刑 インセクト・プリゾナー
おおおお・・・これは夢か・・・・・。
初代タラちゃんの負傷引退は、長く私の心に陰を落とした。
本戦GPに力が入らなくなったのも、あの日からのような気がする。
自分の運転ミスで死なせた恋人を、いつまでも忘れられないように、私はタラちゃんを忘れることができなかった。
そんな私のもとに、タラちゃんが帰ってきた。
エクスペリメントよ。
道なかばに潰えた夢の続きを、オレに見せてくれるためにお前は現れたのか。
タラで大会を制したタカハシさんの所からやってきたお前が、弱いわけがない。
いくぞ!!エクスペリメントよ!!
ともに夢の続きを見るために!!
「光速のカミソリ・ファイター」 シェンクリングオオクワガタ
必殺技:音速の暗殺剣 マッハ・ファルシオン
剃刀処刑台 サディスティック・トゥエルブ
ついに待望のシェンクリングがモー虫に登場!!
モー虫黎明期からずっと、待ち続けていた「まだ見ぬ強豪」だ。
虫王で「オオクワ界一の戦闘マシーン」と呼ばれるシェンクリングの実力は?
こ、こいつは・・・こいつはヒラタ以上だ・・・・・。
そのファイトを見た私は、驚愕する。
カミソリのような切れ味。相手に反撃する時間を全く与えない、スピードと闘志。
攻め一辺倒の攻めダルマ。
参加選手は皆殺しに遭うのでは・・・・みたいな・・。
優勝候補最右翼!?
「マライタの破砕獣」 ハスタートノコギリクワガタ
必殺技:歎きの牙 グラビトン・パニッシャー
顎力計で実測値2490g トルク4.48kg・cm 内歯力推定値4978gというとんでもない数値をたたき出したハスタート。
こんなノコギリクワガタがいるのか・・・・・。
危険すぎる・・・!!
「危険」と言われる虫には、アルキデスやツヤ短歯がいるが、彼ら以上にハスタートは危険かもしれない。
なぜなら、彼は「戦いが好き」だからだ。
「危険」な武器を持っていたアルキデスヤスティやダールマン短歯。彼らは有り余る破壊力を持っていながら、戦うことなくモー虫を去っていった。
しかし、ハスタートは違う。
さあ、出てこい、モー虫戦士たちよ。
破砕獣の歎きの牙が、お前たちを粉々に粉砕してくれようぞ。
「咆吼する黒い獅子」レギウスツヤクワガタ
必殺技:サバンナの松阪牛 セレブ・バイス
暴力の集中豪雨 バイオレンス・スコール
ま、ま、ま、まじですか・・・・・・・。
タカハシさんの送ってくれた荷物の中に、こいつを発見したときは失神しそうになった。
レ、レ、レギウスって・・・・。プクプクプク・・・・(「魁!!男塾」の松尾一号生風に泡を吹く)
永遠にモー虫には登場しないであろうと思われた「サバンナの松阪牛」「アフリカの黒いセレブ」がついに登場だ!!
その価格、超高額。い、いいんですか、こんな凄い選手を送ってもらったりして・・・。
もう西の方に脚を向けて寝られません・・・。
今回出場の、モー虫選抜・全選手の価格を合わせても、レギちゃんには及ばないのでは、と思われる。
そして、タランドゥスの兄弟分のレギウスは、勇敢であることは間違いないだろう。
レギちゃんのセレブ・バイスが、モー虫戦士たちに「乗り越えられない身分の違い」を叩き込む!?
「黒い紫電改」 アマミント (アマミノコギリクワガタ)
必殺技:滑光る妖刀 ムラサメ・ブレード
美しい・・・・・。
ついに待望の国産大型ノコがモー虫に襲来。
国内最大の離島ノコ・アマミノコギリクワガタだ。
それをどれほどモー虫が必要としていたかは、本編レポートに、まだ見ぬ強豪コーナーに、掲示板に、これでもか、というくらい書いてある。
それを読んだタカハシさんが、70mm級アマミノコを4匹(内、めす1匹)も送ってくれたのだ!!!!う、嬉しすぎる!!
そして、まだ目覚めぬアマミっちドリームとアマミっちレモネード、アマミママを残し、アマミントが目覚めの時を迎えた。
た、たくましい・・・・。そして美しい・・・・・。
私はあらゆるクワガタの中で、日本のノコギリクワガタとミヤマを、最も美しいと感じる。
その絶妙の曲線。
かっこよすぎるぜ!!
甦る魔剣士が、本戦トーナメントに出陣する。
活動開始直後、というのが不安材料だが、お前なくして、今シーズンのモー虫はない。
行け!!ミドル級GPは、お前のためにある!
「華麗なるV」 セアカっちビクトリーム (マレーセアカ)
必殺技:甲虫空中葬 スクランブル・バイス
セアカ。
私の大好きな虫だ。
特に、男臭さ満点の初代甲虫番長・セアカっちは忘れられない。
タラの穴・5人目の戦士は、セアカフタマタクワガタだ。
希少なマレー産(最初のUP時にジャワ産って書いてしまってごめん!!)のセアカを、タカハシさん自身がブリードしたものだ。
勇者の魂を注入されたセアカ。燃えるじゃないか!!
「モー虫レギュレーションに合うかと思って」と送ってくれたのだ。
す、素晴らしいチョイスです!
セアカのいないモー虫なんて、クリープを入れないコーヒーのようなもの。(古いって・・・)
完全に成熟するにはまだ時間が必要と思われるビクトリームだが、ここは一発、大物食いをキメて欲しい。Vの姿勢で待機せよ!!
この他、「黄金の月光獣」モセリオウゴンオニクワガタ
「剛力コッテ牛」アマミっちレモネード
「眠れる魔剣士」アマミっちドリーム
が成熟待ちで待機中。
女子マネージャーとして アマミっちルージュも待機。
モー虫 ミドル級選抜・18戦士
(新選手、注目選手を中心に、こっちは簡単に・・・・)
「狂犬二世」 ダールマンツヤクワガタ マードック
必殺技:迫撃おしおき棒 デススロットル・ツインロッド
すまぬ・・・・マードック。おまえを1回目のUPのテキストで、書き忘れていた・・・。
orz・・・。
狂犬二世。マードックは「狂気の狂犬」初代ダルちゃんの二代目だ。
全く需要がないらしく、ほとんど輸入されないらしい。
私のリクエストでショップにやってきたマードックは、モー虫登場直後は大暴れ。しまいには最晩年の元帝王・ギラファっちフォルコメンハイトすら畳んでしまった。
調子に乗った私は、勢いでマードックを現役王者のコーカサス・ディザスターと戦わせてしまう。
これは大失敗だった・・・・。5〜6倍はあろうかという兇獣・甲虫台風ディザスター相手ではさすがに歯が立たず、コテンパンにされてしまった・・・・・・。
それ以後、気弱な虫になってしまったマードック。
お前の牙は折れてしまったのか。
よみがえってくれ!オレがアホだった!!おまえは本当は、恐ろしく強いのだから・・・・。(お詫びの意味をこめて寸評を長くしました・・。)
「サンギェールの荒鷲」 スチーブンスツヤクワガタ デスコンドル
必殺技:荒鷲の爪 コンドル・バイス
毒蛇の牙 サイド・ワインダー
過去のスッチーとは比べものにならない実力者であることを、35回大会で大活躍することで証明。
はっきり言って強い。
速い・しつこい・しぶといの三拍子。回り込んでサイド攻撃。着地してコンドル・バイス。ドルクスと互角にイケてるじゃん!!
デカくて若ければ、スッチーも十二分に戦えることを見せてやるぜ!!
「秩序破壊兵器」 国産オオクワガタ・マックスハート
必殺技:下克上の牙 マーブルスクリュー・マックススパーク
この半年は、この俺様が主役だった。
オレのシャレにならない実力で、すべてのドラマや予定調和を破壊してやった。
コーカサスすら倒す力。小さいが強い。それがオレの個性だ。
闘志も文句なし。
現在のモー虫ミドル級のエースだ。
「超合金魔獣」 エラフスホソアカクワガタ・ヘイエイト
必殺技:奈落の一里塚 アバランシュ・ブレーンバスター
長距離機能停止砲 メタル・サドンデス
デカいキクロマトスの実力を、35回大会で見せつけた超合金魔獣。
闘志は抜群、強い相手にも物怖じしない。
超ロングレンジのメタル・サドンデスが相手の動きを止める。
必殺のアバランシュ・ブレーンバスターは、絶頂カタルシスを呼ぶ。
さあ、見せてくれ、お前の素晴らしさを!!
「熱帯雨林の疾風」 セレベスオオヒラタ・DG
必殺技:甲虫断頭台 ギロチン・バイス
皆殺しの風 ギロチン・スラッシュ
モー虫にセレちゃんが帰ってきた。
そのサイズもそのままに。
来たその日に2度に渡って脱走。素晴らしい知能と生命力を見せてくれた。
必殺のギロチン・スラッシュで、対戦相手のソウルに火を点せ!
たぐいまれな根性と闘魂で、「名勝負製造機」と呼ばれた初代セレちゃん。
果たして、4代目セレちゃんは、「名勝負製造機」となることができるか!?
「恐怖の二連装対空砲」 ギラファっちブラックバロン
必殺技:甲虫絞首刑 ハングマンズ・ホールド
バイオレンス鈍行 マトリックス・エクスプレス
102mm。初代より大きく、フォルコメンハイトより小さい。ちょうどいいかも・・・・。
ヘビー級じゃないの?ギラファえこひいきでは?という声が聞こえる・・・。
平成18年のモー虫リングで、多くのライバルたちを退け、長期政権を築きあげたギラファっちフォルコメンハイトの老衰(のちに死去)に伴い、新ギラファを招聘。
それがブラックバロンだ。
しかし、どうも動きが遅い。映画「マトリックス」を見ているような変な動きだ。
ボディは傷もなくキレイなのだが、ふせつの動きも固い。未成熟か、御老体か。どちらにしても、とてもヘビー級GPには出せそうにない。
ミドル級相手なら、と思ってエントリー。その体格を生かして、トーナメントを席捲できるか!?
「Noと言える日本」 国産カブトムシ・かぶざえもん
必殺技:地獄の帰省列車 エスケイパー・トレイン
「養殖の」「早出しの」「敗北を知らない」国産カブト。
それが最強の国産カブトの条件その2だったはず・・・・。(最強その1は野生&巨大&ナチュラルに負け知らずね。)
ところが、かぶざえもんときたら・・・。私の期待を大きく裏切るチキンぶり。
たっぷりの餌とめすがセットになった小ケースで販売されていた彼は、すでに全てを手に入れていたのだろう。
何の努力もせずに全てを手に入れてしまった若者。そんな彼が、わざわざ戦いに赴く訳もない。
国産らしく、現代日本社会の縮図を背負ったかのようなかぶざえもん。誰もが忘れてしまったサムライの魂を取り戻すことができるのか?
「ソロモンの宮本武蔵」 ビソンノコギリクワガタ
必殺技:五輪の書・火の巻 バガボンド・ツインロッド
五輪の書・風の巻 ネビュラ・ストリーム
天下無敵の二刀流。長い刀と短い刀を同時に駆使し、生涯60余度の真剣勝負にて一度も遅れを取ることがなかった剣豪・宮本武蔵。
ビソンは甲虫界の宮本武蔵だ。
両性具有とも見まがう特殊な顎の形状は、ロングレンジ・ショートレンジの両方で絶大な威力を発揮する。
体格と覚醒度でやや不利であるが、その実力はジローさんの動画で実証済みだ!!
「鋼鉄の獣戦車」 アトラスオオカブト・メタルビースト
必殺技:最後の晩餐 ゴルゴダ・クロス
甲虫十字架刑 ハイジャック・バックブリーカー
トーナメントを盛り上げるには、アトラスの存在は不可欠だ。
ミドル級におけるアトラスは、恐るべき実力を発揮する。
そのパワーで。激しさで。その気になってしまったアトラスは、他の参加虫のほとんどを圧倒してしまうだろう。
価格の安い、ありふれた虫などという評価は、その強さの評価と何の関係もない。
しかも、メタルビーストは安くない。
いきつけのショップにいなかったので、HCで買う羽目になったからだ。
1,
980円(オスのみ)。
この価格なら、このオレ様が勝つことに、何の問題もないぜ。
「黒い秘密兵器」 タイワンオオクワガタ ブラックオックス
必殺技:筋肉の終着駅 マッスル・ワインダー
分厚い身体。甲虫の分厚さは、パワーの証しだ。
なぜなら、その外骨格の中の容積=筋肉量だからだ。
MKOCで恐るべき強さを見せ続けたタイワンオオクワガタが、ついにモー虫に見参。
若い虫ゆえの成熟度が気になるが、その秘めたる実力は全選手中トップクラスなのは間違いない。
「鉄人28号」に登場する黒い怪ロボット・ブラックオックスや、「バビル2世」に登場するポセイドンのようなたくましい体躯が、敵をひねりつぶす!!
「甦る黄金仮面」 スペクタビリスツヤクワガタ3世
必殺技:電光の牙 エレクトリック・サンダー
殺虫ナイフ プログレッシブ・ダガー
次々とモー虫に飛来する猛虫たち。
モー虫の当初の目的「もし同じ大きさだったらどの虫が強いか?」という戦いが、ついに実現するときが来た。あらゆるタイプの虫たちが、ほぼ同等の体格で集結。
も、燃える・・・!!わしはコレがやりたかったんじゃ!!
しかし待てよ・・・。何かが足らんのう・・・・。
あっ!それは黄色いツヤだ!!
ということで急遽招集された「黄金仮面」スペクタビリス。
さあ、お前のスピードで、群がる敵をきりきり舞いさせてやれ!!
「私だけの十字架」 ルデキングツヤクワガタ クライスト
必殺技:イエスの方舟 タイタニック・セイリング
高速分身地獄 ミリオンゴーストアタック
そして、もう一匹の黄色いツヤも飛来。
初代ルデキングは、決して戦わない、逃げ一辺倒の、ある意味スゴい奴だった。
二代目のリベンジャーは打って変わって、特殊な分身攻撃を使う、闘志あふれる凄いヤツだった。
3匹目のルデ、クライストは過去最大の個体。
この体格なら十二分にやれる。
両手を広げ、高い姿勢で、十字架のようにリングに立つクライスト。
それは相手に与える「死」の宣告なのか。右の頬を打たれたら左の頬を差し出すという非戦の証しなのか。
「鉄腕コブラ」 アンタエウス・コブラ
必殺技:毒蛇の牙 コブラ・バイス
攻守一体の魔法の楯 ナロー・シールド
初代たこつぼ王者・アンタエウス・コブラもミドル級GPに参戦。
戦えば恐るべき強さを発揮するコブラだが、たこつぼ卒業後もほとんど戦わず。
攻撃力、パワー、防御力とも、参加選手中最高のポテンシャルを持っていると思われるアンコブ。
さあ、行け!コブラよ!!二つめのタイトルはもう目前だ!!
「高貴なる甲虫殿下」 ラフェルトノコギリクワガタ ラファエルロ
必殺技:七つの聖蹟 セブン・サクラメント
暗殺のギロチン台 ギロチン・ジャッジメント
第二代たこつぼ王者・ラフェルト殿下は、たこつぼで恐るべき力を示し続けた。
フルストルファーノコ、ニジイロ・フラワーケイジ、ニジイロ・デスギガス、国産カブトムシと、次々と毒牙に掛け、引退や死に追い込んだ。
たこつぼに恐怖政治を布いたのだ。
群がるクルビやパリー、ホペイやスジブト、タイワンといったライト級ドルクスも、手も足も出ずに、殿下が汁を吸うのを遠巻きに眺めるだけ。
そんな殿下の最後の御奉公、花道がこのGPだ。
リングではその実力を発揮することが少なかった殿下。最後に、もう一度お前の強さを見たい。
「竹林の結界師」 サンボンヅノカブト トリケラトプス
必殺技:音波の楯 ソニック・フィールド
拷問トライアングル バズソー・クロー
他の虫を寄せ付けない音波の楯・ソニック・フィールドでたこつぼを生き抜いた初代サンボンヅノ。
この特殊能力を使えば、驚くべき番狂わせも十分に可能。
実際、テストマッチでは恐るべき威力を発揮。
自主的にサンボンヅノに襲いかかる虫は全くいなかった。
初代を遙かにしのぐ体格も有利な材料だ。
さあ、行け、サンボンヅノ トリケラトプスよ!!
力押しだけでは天下は取れぬ。そのことをこのサンボンヅノカブト様が、教えてやろう。
「地獄の番犬」 リノケロスフタマタクワガタ ウイングパッカー
必殺技:電光の槍 ツイン・ランサー
ミドル級GPをさらに盛り上げるため、地獄の番犬も三度目の参戦。
モー虫リノケロスは、初代も二代目も素晴らしいファイターであった。
機敏で不屈の闘志を持つ初代。恐るべき強さを見せ、SPマッチでは十連勝、大型選手をも撃破した二代目。
当然三代目も期待が高まる所だ。
羽パカで特価だった3代目のウイングパッカーだが、羽パカは、その戦闘力に何の影響も及ぼさないだろう。
成熟度は十分とは言えないが、その秘めたポテンシャルは折り紙付きだ。
「復活の金色夜叉」 ローゼンベルグ・オウゴンオニクワガタ デスマスク
必殺技:恐怖の脚斬り嵐 ダールマン・ハリケーン・アタック
甲虫竜巻刑 デス・ツイスター
地獄の甲虫美容院 ヘルズ・カニレーザー
本格化が近づくローゼンちゃん。
モー虫閲覧者のみなさんなら、怒りに燃えるローゼンちゃんがどのくらい恐ろしいかよくご存じだろう。
ビシ!ビシ!とやられて耐える男の子。
突然、堪忍袋の緒が切れて、その子が泣きながらいじめっ子に襲いかかる。
ぶちのめされるいじめっ子。手加減なしの残虐ファイトで顔面を集中攻撃される。
そんな光景を見たことがあるはずだ。
ブチ切れろローゼンちゃん!その時、お前の目の前にいた敵は、藻屑となってリング下に沈んでいるだろう。
「戦う黒いダイヤモンド」 国産オオクワガタ1号
必殺技:死の甲虫燭台 インセクト・トーチャーラック
モー虫の歴史を知る男。
その恐るべき防御力とパワーで、パラワンを、セレちゃんを、スマトラを粉砕、「オオクワガタは戦わない」「オオクワガタは弱い」という認識をも粉砕した伝説の男。
すっかりロートル化したと思われていたオオクワ1号だが、先日のテストマッチでは、まだまだ十分に戦えることを証明した。
モー虫のプリンス・カメハメが、お前等若い甲虫に、戦いのイロハを伝授してやるぜ。
ヘビー級GP出場虫6選手
タラの穴 ヘビー級 2選手
「殺戮の牙」 シェンクリングオオクワガタ ファルシオン
必殺技:殺戮の牙 ジェノサイド・スラッシュ
キ、キター!!
長らく待ち望んだ「オオクワ界一の戦闘マシーン」殺戮の牙・シェンクリングオオクワガタが!!
ミドル級GPで、ミドル級シェンクの凄まじいファイトを見てしまった私は、大きい方のシェンク、ファルシオンのヘビー級GPでの活躍を確信。
どのオオクワガタよりも悪意に満ちた形状のこの牙。
たこつぼに入れたら、一晩であたり一面を甲虫のブツ切り・活け作りの豪華バイキング会場に変えてしまうだろう。
この鋭い刃先が、装甲の継ぎ目に入ってしまったら・・・・・。
ひいいい・・!!ヤ、ヤメテ!!
シェンクリング・ファルシオン。
彼の背中に濃厚に漂う、死の香り。
オオクワこそが最強で、最も危険であることを、この私が教えてやろう。
「原子力空母」 グランディスオオクワガタ
必殺技:核弾頭魚雷 アトミック・ハープーン
臨界絞首刑 アトミック・テラバイス
ほ、ほげーーーーーー!!
シェンクリングに続いて、グランディスまでもが襲来!!!
これはたまらん!!!
MKOCで、その恐るべき実力をこれでもかと証明しまくった最強オオクワガタがついに登場!!!い、いいんすか!!本当にいいんですか!!タカハシさん!!
地の底からわき上がる無尽蔵とも思えるパワー!!
桁外れの怪力に、完全無比の防御力、そしてオオクワとは思えない闘志。
ホーペイが甲虫空母なら、グランは原子力空母だ。
か、カンペキです・・。パーペキです・・・。
モー虫制圧はもはや秒読み!?
モー虫 ヘビー級・4戦士
(ひいい・・・層が薄い・・・・たこつぼ偏重のツケが・・・・)
冷血の牙 パラワンオオヒラタ BB
必殺技:死に神の鎌 ダイヤモンド・シックル
死の彷徨 ブラック・ブリザード
ブルーブラッドよ。ついにお前の真の力を見せるときが来た。
強すぎて危険すぎるお前の相手ができる虫は、モー虫の中では限られてしまう。
お前を燃えさせる、新たな好敵手がやってきたぞ。
そうだ。お前の冷たい血も沸騰するような、熱い好敵手(とも)だ。
行け!!燃える究極の戦いを見せてくれ!!
黒い閻魔大王 ダイオウヒラタ・カッシーニ
必殺技:破滅の牙 ハルマゲドン・バイス
タラの穴から、恐怖の二大オオクワガタが襲来!!
となれば、お前の出番だ。
ドルクス殺しの破滅の牙。ハルマゲドンバイスの威力を見せてみろ!!
体長制バトルでは最強とも言われる、お前の力を示すのだ!!
黒い恐怖 セレベス・ブラックテラー
必殺技:地獄の断頭台 ハイパー・ギロチン・バイス
恐怖の疾風 ハイパー・ギロチン・スラッシュ
モー虫最強。
パラワンより、ダイオウより、ホーペイより強い、それがお前だ。
我が友、やすおが送り込んでくれた黒い恐怖。
お前は期待以上の素晴らしさを見せてくれた。
・・・・俺の前には多くの好敵手たちがいた。
ギラファっちFH。コーカサス6号。7号。エレファスゾウカブト。コーカサスディザスター。
しかし、もう彼らはいない。
シェンクよ。グランよ。オレはお前たちを待っていた。俺様の人生のドラマの、クライマックスを彩るためにお前たちはやってきたのだ。
お互い悔いのない、魂が燃焼する戦いをしようじゃねえか。
甲虫空母 ホーペイオオクワガタ
必殺技:重力嵐 グラビトン・ハンマー
甲虫炉心融解 チャイナ・シンドローム
モー虫黎明期に登場。
インターメディア、初代ギラファ、コーカサスと4強時代を形作り、彼らが去ったあとも、長くトップファイターとして君臨した男。
最古参のモー虫の歴史を知る男。
ミドル級レギュレーション内では反則と言えるその体格で、無敵と言ってもいい強さを発揮した。
しかし、その体格も、80〜110mmクラスの選手が出場するヘビー級レギュレーションの中では無効。
圧倒的であったそのパワーも、年齢とともに衰えを見せてきた。
今大会出場選手では、体格的に最も不利。
かつてとは逆の立場に追い込まれた元帝王は、どのような戦いぶりを見せるのか?