PRIDE

むし道

 

ぷらいど・ むし道

 

 

 

ダイジェスト

 

 

 

 参加選手は9名。

赤い男爵・クワガッタン(国産ノコギリクワガタ)、

黒い断頭台・セレちゃん(セレベスオオヒラタクワガタ)、

黒いカミナリ竜・初代でかカブ、

ツノで虫篭をこじ開ける、掟破りの駆逐艦・逃げカブ、

超能力昆虫偵察機・ちびカブ、

長老の使者・じじカブ、

赤い三連星・ノコギリトリオ

 

 1回戦、準決勝と圧倒的な強さを見せ、予想通り決勝進出を決めたクワガッタン。

 決勝の相手はだれか?

 相手方の準決勝に進出してきたのは、動きは鈍いものの、我が家一の巨体を誇るでかカブ。

 もう一人が唯一の外国人選手・黒い断頭台・セレちゃんだ。

 

 このBブロック決勝で、惨劇が起こった。

 (詳しくは「兜 十蔵博士のむしさんすきすき 第3話 零下140度の対決」を参照)

 

 事故発生。外国産ヒラタの恐ろしさをまざまざと見せ付けられた。

 あまりの出来事に、もう決勝戦、という感じではなくなってしまったが、ここまできてやらないのは・・・と、ビビりながらも一応決勝戦も行った。

 

 それまでの王者・無敵を誇った大型国産ノコのクワガッタンも、異様な雰囲気を感じ取り、非常事態の発生と、相手のセレベスオオヒラタクワガタの恐怖の実力を感じ取ってしまったのだろう。

 リング・インと同時に、セレベスの視界から姿を隠すように、リングの木の裏に撤退開始。

 

 しかし、ここからがまた恐ろしい。

 勝負はついた。ところが、セレベスは凄いスピードで木の裏に回り込み、クワガッタンを探し出すと、情け容赦なく挟み上げにかかる。

 

 

 「うわああああ〜〜〜!!クワガッタンが殺される〜〜!!」

 さっきの惨劇を繰り返してはならぬ。あわててクワガッタンを救出したが、さらに外国産ヒラタの恐ろしさを再確認させられた。凶暴・獰猛にも程がある。やっぱりお前、やばすぎる。

 戦意を持たず、隠れている相手を高速移動で探し出し、挟み上げる。

 なんと執拗で残忍なことよ。戦っているときが一番生き生きしている。闘うために生まれた真の野獣だ。

 

 そのあまりの強さ、危険さに、「これはうっかり戦わせられん・・・。」ということを感じ、この年の大会は1回で幕を閉じた。

 

 (写真は当時のものではありません。イメージです。)

準決勝:クワガッタン、にげカブを寄せ付けず。 

   決勝戦:セレちゃんの異常な強さにさすがのクワガッタンも敗北

 問題の準決勝第二試合。惨劇が・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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