第4回モー虫IWGP

K−1 WILD MAX

 

 

K−1。今や誰もが知っている、世界的規模で行われている戦い。

K−1のKとは、カブト・クワガタ・甲虫・昆虫の頭文字を表す。つまり、最強の虫を決める戦いの場、それがK−1なのだ!!(うそ。石井館長ごめんなさい。)

そして昆虫最激戦区・ミドル級。(これもうそ)体長100ミリを超えない甲虫で最強はなにか?おれんちで最強の虫はなにか?

同じような大きさなら、最も強いカブト・クワガタは何か?

K−1 WildMAX。 我が家最強を決める3度目の戦いが、今、始まる!!

 

 

出場選手 16名

初代王者・黒い断頭台 セレちゃんこと、セレベスオオヒラタクワガタ

甲虫戦車 アトラスB(初出場)

ハムハウスに大穴を開ける破壊獣 アトラスA

吹けよ神風 カブえもん(国産カブトA)

赤い機動要塞 かぶ1号(国産カブトB)(初出場)

第二回王者・フローレンスの不沈艦 ギラファノコギリ

赤い野獣 セアカフタマタ

荒れ狂うカニの爪 ブケットフタマタ

地獄の番犬 リノケロス

甲虫空母 ホーペイオオクワガタ(初出場)

樹液場の大統領 マンディブラリスフタマタ(初出場)

金色の宇宙戦闘機 ミヤマクワガタA(初出場)

漆黒の暴風雨 パラワン(初出場)

紅のチャレンジャー 国産ノコギリ(初出場・前回とは別個体)

黒い潜航艇 スマトラオオヒラタ(初出場)

金色の精密破壊兵器 ミヤマクワガタB(初出場)

 

 今大会の展望・注目選手・解説

 

 

  前回大会は国内外から8選手が参加、熱闘を繰り広げたモー虫。I・W・G・P 我が家最強決定戦。今大会はさらなるつわもの、まだ見ぬ強豪が続々とこのリングに集結、なんと前回大会の倍の16選手が参加してのトーナメントとなった。

 今回初登場となる新選手は8名。(あたりまえだが)

 国内からは「世界一のカッコよさ」を誇る、金色の宇宙戦闘機・ミヤマクワガタA&金色の精密破壊兵器・ミヤマクワガタB、そしてJAPANの威信をかけて国産カブトムシBことカブえもんが、さらには前回ふがいない姿をさらしたノコちゃんAに代わって赤い野牛・国産ノコギリクワガタBが新たに参戦!

 海外勢では、前回参加のアトラスよりさらに大きい、昆虫戦車・アトラスBが参加。そしてフタマタクワガタ最強の呼び声も高い、「樹液場の大統領」あの、マンディブラリスフタマタクワガタまでもが来日!!

 そして中国からは「アジアの壁」「甲虫空母」ことホーペイオオクワガタまでもが巨体を揺らしながら上陸!!

 一般のファンの声に答える形で、「黒い潜航艇」スマトラオオヒラタクワガタも急遽召集、そして、なんと「世界最強虫」の名を欲しいままにする最強ファイター・漆黒の暴風雨・パラワンオオヒラタクワガタまでもが緊急来日決定だ!!

 

 風雲急を告げるオレんちのマット。吹けよ風!呼べよ嵐!!さようなら今月のお小遣い!!

 フローレンスの不沈艦・ギラファに初黒星を付けるのは誰か?それとも前回同様、圧倒的な実力を見せ、ギラファが二連覇をかざるのか?

 初代王者・セレベスは?そして国産勢の闘い振りは?

 

 四角いジャングルに、今魂のゴングが鳴る!!(いや、ここのリングは四角くないんだけどね・・・。)

 

 

 

 

試合レポート

 

 

 

1回戦第一試合

前回王者ギラファ VSカブえもん(国産カブトB) 

 

前回圧倒的強さで優勝したギラファ、今回は待ちの姿勢。対する大型のカブえもんも頭を下に下げて待ちの姿勢。

威嚇しあう両者、しばしの膠着のあと、かぶちゃん、ギラファの体の下につのを滑り込ませることに成功。

必殺技の体勢だ!「うわ、これは決まるんじゃねえか・・?」決まればコーカサスや大型クワガタをも飛ばす必殺のジェット=アッパーが炸裂、と思いきやギラファ突進!

出た!!敵を高々とさし上げるギラファの必殺・ハングマンズホールド!!

そのまま斜め前方に放り投げ、勝ち誇る不沈艦・ギラファ。

1回戦突破。

 

 

 

 

1回戦第二試合

ブケットフタマタ VSミヤマクワガタA 

 

威嚇しあう両者。背比べのように非常に高い姿勢。

威嚇。 また威嚇。  そしてまた威嚇。 またまた威嚇。                            

戦えっちゅーの!!

けしかけられてブケットが突進。ミヤマも応戦するが、パワーが違う。

上からがちっとカニ爪にロックされてしまうミヤマ。

ブケット必殺のキャンサー・クローだ!

しばし力比べが続くが、最後はカナディアンバックブリーカーに担ぎ上げられジ=エンド。

荒れ狂うカニの爪が、宇宙戦闘機を撃墜。

 

 

 

1回戦第三試合

リノケロス VS ミヤマクワガタB 

 

 吼える地獄の番犬リノケロス。その威嚇を受けて立ち上がる精密機械ミヤマ。

威嚇。  また威嚇。 さらに威嚇。 そしてまた威嚇。

・・・・・・

またかよ!!ブルータス、お前もか。

ビルダーあがりのマッチョレスラー同士の試合のような、パフォーマンス&アピール合戦が延々と続く。テープがなくなるっちゅうの!

けしかけられてリノケロスが襲い掛かる。(ミヤマはけしかけられてもひたすら威嚇。)

一度はリノケロスのツインランサーを脱出するも、今度はサイドから再びツインランサーで担ぎ上げられ、リング下に叩きつけられ終了。

ミヤマ好きなのに、ちょっと外国産には歯が立たない感じ。

 

 

 

1回戦第4試合

セレベスオオヒラタ VS アトラスオオカブトA 

 

  前年度王者・黒い断頭台・せれちゃん登場。破壊獣・アトラスも臨戦態勢。

両者気合十分。凄まじい勢いで激突、いきなりセレベスの殺人技、ギロチンバイスが爆発。

浮き上がるアトラス。バキバキと激しい音が。

しかし、アトラスも盛り返す。下からねじりあげるように、セレベスのギロチンバイスをはずしにかかる。アトラスが突進すると同時に、セレベスも持ち上げようとさらにパワーオン!!

その勢いで両者転落。

両者リングアウトで再試合。

いきり立つ破壊獣に対して、せれちゃんも突進。

国産カブトを一撃で絶命させた必殺技を、再びお見舞いせんと飛び込んでいく。

しかし、それはアトラスに対しては不用意すぎた。

うまくツノに乗っかってきた所を見逃すはずはない。出た!!必殺の甲虫十字架刑・ハイジャックバックブリーカーが炸裂!!

セレベスは裏返しになって三本のツノに締め上げられ、投げ捨てられる。

恐るべし破壊獣の必殺兵器。

前年度チャンピオンが1回戦で消えた。

 

 

 

1回戦第5試合

マンディブラリス VS セアカフタマタ 

 

 兇暴の極みといえる両者の対戦が1回戦で実現。もったいない感じ。

 期待に背かず真っ向激突する両者。凄まじい剣戟の音。お互いのアゴをはじき合う。

 両者一歩も引かず、何度も組み合う。

 ややパワーでセアカが上回っている感じ。

 激しい長時間の戦い。マンディの大アゴも何回かセアカを捉えるが、なぜかすぐに離してしまう。

 出た!セアカの必殺のスクランブル=バイス!!上からがっちりとロック。

しかし、マンディは力ずくで脱出。いい試合だ。

 さらなるつばぜり合いの末、なぜかマンディブラリスが自ら落ちるような感じでリング下に落下。

セアカの勝利。

 

 

 

1回戦第6試合

ホーペイオオクワガタ VS かぶ1号(国産カブトA) 

 

 全く戦う気配なしの甲虫空母ホーペイ。対するカブちゃんも急にケースから出されてパニック気味。

 やる気ゼロのホーペイに、うろたえて、うろうろするだけのカブちゃん。

 ブーンと飛んだりして。

 ひたすら時が過ぎていく。本物の虫王委員会の方々ってえらいなあ・・。 としみじみ思う。

 なんとかやる気を出させようと、両者のメスやカブゼリーを出す。

 全く変化なし。ブーン。ああっ!!今度はカブ子が飛んでいく!!

 ぶぶーん。と思いきやまたカブ男が飛ぶ。ヒー!!もういや。

 「もうやめようか・・・。両者失格で・・・。」となったが、最後にゼリー台に両者を乗せて見ると、なんと急にバトル開始!!

 ホーペイ、凄まじいパワー!!カブちゃんをあっというまに垂直に高々と 画面の外までリフトアップ!!「テキサスの狂犬」ディック・マードックばりの垂直落下式ブレーンバスターが爆発。「つ、強えじゃねえか・・・・。」ダークホースが浮上した。

 

 

 

 

1回戦第7試合

アトラスオオカブトB VS スマトラオオヒラタ 

 

 でかい。対戦相手のスマトラの倍はありそうな巨体を怒りに震わせて、甲虫戦車・アトラスがリング・イン!!

 しかし、闘志満々のスマトラは、全く怖気づくことなく、低い姿勢で押し出していく。

 突っかける潜航艇スマトラ。がっちりアトラスの真ん中のツノを捉える。

しかし怪力を誇るアトラスは、そのままスマトラを持ち上げ、3つのツノでとらえ、絞り上げる。海神の三叉の槍・トライデント・デストロイヤー!!

 辛うじて脱出したスマトラだったが、三叉の槍の破壊力に戦意喪失。逃走。

 甲虫戦車が圧倒的なパワーを見せ付けた。

 

 

 

 

1回戦第8試合

国産ノコギリクワガタ VS パラワンオオヒラタ 

 

 出た優勝候補・漆黒の暴風雨パラワン。がんばれ!一矢報いろ国産のこちゃん!!

 ノコギリクワガタは国産最強のクワガタだ。

 気の小さいオオクワガタ、防御力・パワーに欠けるミヤマ、特別なものではない限り、小柄な個体がほとんどのヒラタ、(それぞれに魅力はあるが)、戦闘力に関してはノコギリが一番のような気がする。特にケース内では無敵である。事故の主役であり、大型の個体は、他の虫と同居させるのには覚悟がいる。

 そのノコギリの対戦相手は、「世界最強クワガタ」パラワンだ。

 「国内最強」VS「世界最強」の戦いの幕が切って落とされる!!

 

 しかし、全く問題にならず、一撃を受けてのこちゃん全力疾走で逃走。

 パラワンが格の違いを見せ付けた。

 

 

 

2回戦第一試合

ギラファVSブケット

 

 1回戦を圧勝し、意気上がる荒れ狂うカニの爪・ブケット。

 国産カブの意地を見せたカブえもん相手に、押すだけではなく、挟み技・リフト技・投げ技を繰り出し、引き出しの多さ、という新たな一面を見せたギラファ。

 奇しくも、前回の準決勝と同じ顔合わせ。ブケットの意地を見たいところ。

しかし、ギラファは強すぎる。今回は逆に不沈艦ギラファがブケットに襲い掛かる。

前回大会で対戦相手のすべてを場外に弾き飛ばした得意技、ギャラクティカ・エクスプレスがいきなり炸裂!!

電車道で一気に押し出されるブケット。

 圧倒的な強さで準決勝進出を決めたギラファ。

 

 

 

二回戦第二試合

リノケロスVSアトラスA

 

 前回、1回戦でギラファに敗れたものの、最もギラファを苦しめたのがこの破壊獣・アトラスだ。

 さすがのリノケロスも、破壊獣相手では分が悪い。

 と、思いきや・・・・。

 吼える地獄の番犬リノケロス。しょっぱなからツインランサーが炸裂、アトラスをぐいぐいと締め上げる、という意外な展開。絞り上げつつ、じりじりと押していくリノケロス。

 強い。明らかに体格で劣っているにもかかわらず、破壊獣を圧倒。

 しかし、前年度王者せれちゃんを倒したアトラスの底力が大噴火。

 リング際で大逆転のショルダースルーを繰り出し、地獄の番犬を背中越しに投げ捨てる。

アトラスが大逆転勝利で準決勝に駒を進めた。

 

 

 

二回戦第三試合

セアカフタマタVSホーペイオオクワ

 

 荒れ狂う赤い野獣セアカは、のほほんとたたずむホーペイに突っかかっていく。

 いきなり必殺スクランブルバイスでホーペイをロック。

 しかし、全く浮き上がる気配すらない甲虫空母。

 無造作にセアカのアゴを振りほどくと、軽々とセアカを抱え上げ投げ捨てるホーペイ。

 「え?まじ・・・?」驚きの瞬間。

「オオクワって強いの?弱いよね・・・。戦わないクワガタ、気は優しくて力持ち、ドカベンみたいなイメージだよね・・・。でも、これ、明らかに強いよね・・・。」みんなびっくり。

 なにごともなかったようにリングを降りて去っていく甲虫空母。

 

 

 

 

二回戦第四試合

アトラスBVSパラワン

 

 「ふん!ふん!」と鼻息も荒く体を揺さぶるアトラス。パラワンも戦意旺盛。

 激しく絡み合う両者。きしむ体。

 パラワンのアゴがアトラスの頭を挟みつけ、アトラスがそれを持ち上げようとする展開。

 あまりの激しさに、せれちゃんVSアトラスAと同じように両者リングからもつれ合って転落。

 両者リングアウトで再試合。しかし、パラワン戦意喪失で撤退開始。

 王者パラワンは几帳面な性格、竹を割ったようなさっぱりした性格なのか。どうも「落ちたら負け」というルールが体に刻み込まれているようす。

 優勝候補パラワン、ここで消える。

 

 

 

準決勝第一試合

 ギラファVSアトラスA

 

 にらみ合う両者。

 前回大会では、中央のツノを、強力な奥歯でロックしたギラファがアトラスを場外まで吹っ飛ばしたが、今回はどうか。

 前進するギラファ。しかし、これはアトラスの思う壺。

 体の下にアトラスのツノが入り込む。出た!!破壊獣の必殺・甲虫十字架刑!!

と思いきや、ギラファ踏ん張る。しかし、強烈にツノで頭と胸の間あたりを突き上げられ、のけぞる。

 ひるむギラファ。「こんなはずでは・・・。」みたいな反応でじりじり後退。

 軽い小競り合いのあと、なんとギラファが撤退開始。

 前回大会はめすと同居中、今回はめすと別居させたのがモチベーションを低下させたか?

 前回の優勝者を退け、リベンジを果たし、意気上がるアトラス。

 

アトラスの攻撃に大きくのけぞってしまうギラファ。

 

 

 

 

 

 

 

準決勝第二試合

ホーペイオオクワVSアトラスB

 

 予想を覆し、準決勝に駒を進めたホーペイ。バスがフェラーリをぶっちぎっていく光景を見たような不思議なものを見せられているような変な感覚。でかい=強いのか?いや、そんなことはない・・・。 ないはずだ・・・・。

 準決勝は真価が問われる一戦。スマトラ、パラワンといった強豪を粉砕、勝ち上がってきた甲虫戦車・アトラスが立ちはだかる。

 体をふるわせてアトラスが突進。必殺のトライデント・デストロイヤーに持って行こうとツノを差し入れる。

 が、しかし、ホペイの体はわずかに左に傾くだけ。

 アトラスの真ん中のツノを大アゴではさみ、ねじ切るようにパワーオンする甲虫空母ホーペイ。

 激しく前後に動くアトラスを、そのまま一気に引き剥がし、投げ捨てる。

 「ホ、ホワ〜イ?これまじっすか?」強い。本当に強いかも・・・。

 また自分からリングを降り、去っていくホーペイ。

 変な気分だが、試合自体は凄い迫力だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 というわけで決勝は

破壊獣・アトラスオオカブトA 80ミリVS

           甲虫空母・ホペイオオクワガタ 83ミリ となりました。

 

 

 

 

 

決勝戦の結果は動画で。

第3回大会・K−1 WildMAX 

決勝戦

 

 

 

 

 

大会総括

 

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